先程は駅前大橋線に関する記事を投稿しました。
【駅前大橋線】最適な広島駅の構造は?
今回はもう3点ほど、広電に関する近頃の動きを紹介しておきます。
1点目はダイヤ改正です。
【広島電鉄】:4/6(月) 市内線・宮島線のダイヤ改正について
注目は市内線です。
2012年から順次導入が進められている1000形「グリーンムーバーLEX」が、
これまで走っていなかった1号線(紙屋町経由宇品線)と6号線(広島駅~江波)でも運行されるようになります。
グリーンムーバーLEX(2014年2月撮影)
3連接車体が特徴の1000形は1月に6本目が走り始めたことを取り上げましたが、現在では第8編成まで営業運転に入っています。
市内での存在感も増してきたように感じます。
1号線の低床車はこれまで集中投入している5100形に加え、1000形が2編成走ることになります。
これに伴い旧型車だった3000形が一線を退くと広電にお勤めの方から伺いました。
2点目は定時運行を目的としたこちら。
【広島電鉄】:電車渋滞解消のための運行実験の実施について
運行密度が高い平日朝の7時45分から9時までの時間帯の「紙屋町西」電停において、
列車同士の渋滞を解消するための実験が始まっています。
紙屋町西電停は全長60m以上あり、連接車でも2編成同時に停車することができます。
従来は前側に電車が止まっている状況で、後続電車が電停後ろ側(2両目)に停車した場合、
後続電車は電停前側が空いた後もう一度停車して、お客の乗車扱いを行っていました。
同じ電停に2度停車するわけですから当然時間のロスになっていました。
今回の実験はこの後続電車が、紙屋町交差点を右折する3・0・7号線の電車だった場合には、
1両目位置に移動しても乗車扱いをせずにそのまま発車するというもの。
1両目に広島駅方面、2両目に宇品方面の電車が停車した時などは
青信号と右折信号を合わせた1サイクルで確実に2両が捌けるようになります。
これは個人的にも前からやったほうがいいのになと感じていた事でした。
2回も停車してお客を乗せるとはあまりにも非効率的です。(トロコンによる進路決定のため一応停車する必要はあるのですが。)
前側で乗車扱いしないとなると利用客へのとにかく丁寧な案内が必要です。
私は朝広電を使うことはないのですが、実際の状況はどのようになっているのでしょうか。
通勤ラッシュ時間に限られるためにそこまで大きな混乱は無いのではないかと察しますが…。
将来的には既存の発車案内へ「前側」か「後側」かを表示できるようにし、終日でこれが出来るようになればいいですね。
3点目です。
今年2015年は1945年の被爆から70年にあたります。
RCC中国放送では今年、「未来へ」と題した企画・プロジェクトが進められています。
この中で広電と協力して「被爆電車特別運行プロジェクト」が実施されることになりました。
【RCC】:RCC×広島電鉄 被爆電車特別運行プロジェクト
広電には昭和20年8月6日の被爆当日も走っていた車両が、現在でも「被爆電車」として走っています。
この被爆電車が1両だけ昭和20年当時の塗装がが復元されることになりました。
6月13日から8月30日までの間、特別運行が行われるそうです。
乗車には申し込みが必要で4月1日から受付が始まります。
詳しくはホームページをご覧ください。
【RCC】:RCC×広島電鉄 被爆電車特別運行プロジェクト