広島県内でマツダ車の販売を行う「株式会社広島マツダ」が主体となり、2年前から続けられてきた「広島マツダ大手町ビル」の改修工事がこの程完了し、
今日7月11日、観光客に向けた商業エリアが先行オープンしました。
前回の状況です。
広島マツダ大手町ビル改修工事 2016.05(Vol.13) 外観あらわす
改修後の新名称は「広島おりづるタワー」。
高さ51.5m、地上14階のビルは大規模な改修を受け、
1階は土産物店やカフェなどが入る観光施設、
2階は貸し会議室、3~11階はテナントオフィス(延約4,800平方メートル)、
12階は修学旅行等に使用してもらえるワークショップスペース、
そして13階は原爆ドームや平和公園を見下ろせる展望台が設けられます。
月曜日がオープンということで、私はまだ行けていません!
このまま週末まではお預けになりそうなので、まずは特徴的な外観だけご紹介します。
まずは建物全体と原爆ドームが見渡せる角度から。
改修前に一度撮ったものと同じ角度です。(バスセンターから撮影)
『広島ピースタワー』改修前、現状の様子。
最初この改修工事の記事を目にした時、大胆過ぎていまいちピンと来なかったものですが、本当に完成しましたね。
電車通りに面する建物北側を中心に。
この距離にいても、建物独特の雰囲気を感じられます。
「HIROSHIMA ORIZURU TOWER」の文字がカッコイイですね。
建物の上の方に目を向けてみましょう。
屋上の展望デッキがここからみても開放的です。
木目の天井も美しく、”あそこに何かある”、”行ってみたい”と感じさせてくれます。
展望デッキの下のフロア、12階「おりづる広場」からは、自分で折った折り鶴をガラス張りの隙間に投函することが出来ます。
ゆくゆくは折り鶴で満たされた「おりづるの壁」が姿を現します。
下から見上げてみると、青い模様の下側(2階)で折り鶴が止まってしまうようです。
建物の東側を占めるのは、地上から最上階の展望デッキまで繋がる「スパイラルスロープ」。
元々は建物に併設されたタワーパーキングがありました。
耐震補強を兼ねてこのような構造が取られています。
既に入場された方の情報では、上り下りともに、エレベーター・スロープどちらでも利用できるようです。
「おりづるタワー」の役割は展望デッキだけではありません。
1階の電車通り側には土産物店が、反対側にはテイクアウトも可能なカフェが入っています。
土産物店は「SOUVENIOR SELECT 人と樹」、
飲食店は「Akushu(握手) Cafe Park Side」という名称だそうです。
土産物店については商品選びから店作りまで、”地域貢献”のもとに広島マツダが一から考案し運営しています。
建物の構造を見ると、2階のフロア外側を削り、1階が吹き抜けのテラスのようになっています。
カッコよすぎでしょうこれ…。
その他、色々な角度から。
3~11階はオフィススペースです。
フロアの外側には、これも耐震補強を兼ねた屋外バルコニーが備えられています。
バルコニーに出れば夏でも風が通って涼しそうですね。羨ましいです。
撮影した日は、事業者である「広島マツダ」の社員のご家族が特別に招待されていました。
テレビ・新聞で取り上げられていたこともありましたが、それを差し引いても道行く人の感心が凄いと感じました。
警備員の方が、「オープンは11日からなんですよ」と説明する光景を何度見かけたことでしょうか。
平和公園周辺の施設としては、今までになかった施設であることを物語っていると思います。
テレビのインタビューで広島マツダの松田会長は「原爆の爪痕だけでなく、こうした広島の復興した姿を眺めながらそれぞの平和観を感じて欲しい」と述べていました。
かつて広島平和公園の間近にありながら、これだけ前向きな気持ちで広島を見つめられる施設があったでしょうか。
暗い面ばかりでなくこうした豊かな気持ちになって帰ってもらうことが出来る場所を作って下さった広島マツダに本当に感謝したいです。
展望デッキの感想は、また上ってから書きたいです。
早く入りたい。。。
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【Flickr】:2016/07 広島おりづるタワー<外観>