広島南道路/広島高速レポ、今回は本当に久しぶりに現在の高速3号線の終点、吉島地区へ行ってきました。
久しぶりと書きましたが、ここは第Ⅱ期工事(宇品~吉島ランプ)の頃からほとんど行くことができておらず、ちゃんとレポとして写真を撮りにくるのは2回目です。。
その1回目はⅡ期区間が開通した2010年の夏でした。
広島高速建設 2010.08
宇品~西部までの高架と平面の関係はこちらから。(画像)
まずは本川を跨ぐ吉島橋の方から。ここから川辺を南下していきます。
形としては橋桁も架けられて、工事はかなり進んでいますね。
画像右側は江波地区。高架橋がずっと先まで続いているのが分かります。
ずっとここを先に進みます。
仁保から続く広島高速3号線となる高架部と、歩行者も利用できる平面部それぞれ橋桁の架設まで終わっていますね。
全体に言えることですが、高架が県と市の折半会社、平面が国道ということに違和感がありますね(笑)
高架は観音から先、市道になるのでまた面白いです。
上の画像、左側はこのような感じ。
岸壁が一気に広がっているのが特徴的でしたので撮ってみました。
撮影している護岸をそのまま進めば橋梁の真下まで行くことができます。かなり天井が低そうです。
現在は工事中なのでその少し手前で行き止まりです。
護岸から車道の方へ移動し、交差する部分へ。
平面と合わせて2層になっているのでかっこいいです。
こういう構造は宇品・江波・観音でも見られないので新鮮ですね。
平面部は一般国道となり歩行者も通行できます。黒い柵のところが歩道となっているんですね。
高架をくぐり今度は道路の南側から。
東側宇品方面です。コンクリートの橋脚が並ぶ光景は壮観ですね!
右奥の方では出島方面へむけカーブしているのが分かります。
ご覧のとおりですが、吉島地区で平面一般道が整備されるのは当面高架の北側のみです。
ここから西側。
早く4車線化されると良いのですが。
そのためには西飛行場跡地など沿線の遊休地の再開発がまずは具体化し実行されることですね。
今度はもう少し南側(河口側)から全体を見てみます。
では江波に近い方の西側は一通り見終わったので、東へ移動していきます。
現在の高速3号線の終点となっている吉島ランプの交差点付近です。
これは西側江波方面を見ています。交差点からすぐにこのように高架が始まっています。
彼方までうねりながら伸びる高架橋はなかなか迫力あります。
こちらは東側出島(宇品)方面。
アーバンビュー宇品フェアコーストのマンションも見えていますね。
先ほど書いたように、平面部は当面高架の北側のみで対面通行となるため、
宇品出島方面からランプを降りてやってきた車は橋脚の北側へ移行しながら降りてきています。
ここから奥の東側出島方面は開通済みですが一つ見ておきたい箇所があるので進みます。
先日高速4号線の山陽道接続の記事で、コメントで話題になっていた、“出島~吉島間の一般道の整備”です。
これまで見てきた通り、吉島~江波間、そして江波~観音間で河川を渡る一般道は、今年度末の完成を目指し現在建設中です。
(観音~西部間は高架が無料区間となるため当面見送り)
これに対して、出島~吉島間は高架の広島高速3号線の整備のみで、一般道の整備はこれまで見送られてきました。
道路の北側の側道を進みます。
このように高速道路のランプと一般道に途中で分岐するような形になります。
もちろん一般道が整備されていない現在はぶつ切りになっているので行くことはできませんが…。
コメントでも頂きましたが、現在に至るまで出島までの一般道が整備されないことに地元の住民の方は不満をつのらせているようです。
こんな要望書も見つけました。
吉島エリアのお店や暮らしの情報を紹介する「yoisho.net」さん。
【yoisho.net】:広島南道路の有効活用について要望書(PDF)
今年度商工センターまで一般道が整備されれば吉島が東の終点となり、ごみ収集車が終日運行している吉島地区は慢性的な渋滞が起きる、などの理由から、
出島までの一般道が整備されるまでの間、高速3号線の吉島~出島間を無料とするべき。
という内容です。
当初言ってきたことが実行されないのですから、用地買収を初め協力していただいた地元住民の方のお気持ちを考えると同情しますね。
しかし、高速3号線が観音まで開通すれば吉島~出島地区は有料区間の途中ということになるので
料金所を撤廃するというのは実際問題として難しいかもしれません。
撤去しないにしても、どうやって吉島から来たか観音から来たかを判断するかというのが困難ですからね。。
要望理由には用地買収後の予算不足によって一般道が整備されていないと記載されています。
過度な公共投資の抑制を行なった前民主党政権の影響なのかどうかは分かりません。
現状吉島と出島はON/OFFランプがそれぞれの方向を向いて整備されていますから(350円)、重要性が低いとどうしても判断されてしまうのでしょうか。
しかし今後はアベノミクスの機動的な財政政策によりスムーズに進む可能性は大いにあると思います。
できるだけ早い事業化を求めたいですね。
最後に、道路北側から出島方面を。
話は変わりますが、画像左の出島ランプ付近。
実は昨年9月に何かの機会で宇品の方へ行った時に、詳しく写真を撮ったままお蔵入りにしてしまっていました。
開通済みの部分ですが、建設中ほとんどレポが出来ていない部分なので余裕ができたら更新してみようと思います。
今回は以上です。
開通はおそらく来年春あたりになると思います。だんだん近づいて来ましたね。