広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は広島駅在来線ホーム上空に幅15mの自由通路を新設し、両側に橋上駅舎と商業施設をそれぞれ整備する巨大プロジェクトです。
ホーム上を覆う駅舎の面積は約1万平方メートルで、JR西日本管内の駅では最も大きな規模となります。
2014年11月に先行して改札内コンコースが開業しました。
2017年5月に自由通路が暫定開業し、10月には新商業施設「ekie(エキエ)」と合わせて全面開業する予定です。
【JR西日本】:広島駅みどりの窓口、改札(中央)、自由通路の一部使用の開始について(PDF)
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前回の状況です。
まずは南口1階の在来線改札口付近の様子を。
駅ビルの柱は北口と同じ素材で美装化されています。梁も塗り直されていますね。
5月28日以降、今の撮影位置である駅ビルASSEエスカレーター付近から、画像左奥のマクドナルドがある方向への通り抜けはできなくなります。
ここの1階在来線改札口も閉鎖です。
上の画像の右手が、新たに開業する自由通路の入口になります。
自由通路からこちらへ来る場合、ここは大階段を降りた突き当りに当たります。
仮囲いがなくなり、かなり広い空間が現れました!
元が思い出しにくいですが、元々ここは南口のみどりの窓口だった場所です。
周囲も化粧板が取り付けられて美装化が図られていますね。数年以内に解体工事に入ろうかという建物にも関わらず素晴らしいおもてなしです。
改札内に入ります。先程の自由通路の広い階段の裏側に当たる1番のりばです。
地下階段東側出口付近に、案内サインが取り付けられました。
階段の鉄骨から長さの違う部材を使用しています。
手前にも同様の器具がありますがこちらはLEDの発車標が取り付けられるのでしょうね。
1番のりば上空の跨線橋から自由通路を見てみます。
右手が先程の階段のある駅ビル側です。
かなり外観が見えるようになりましたね。ここからも自由通路の上屋が確認できるようになりました。
ここから線路と同じ奥の方向に100mも駅舎が続いていると思うと本当に凄いスケールです。
右奥に「グランクロスタワー広島」(エキシティ広島)を写しています。最終的にあの場所まで自由通路と同じレベルで行くことができるようになります。
上の画像から少し左手にずれて、自由通路に繋がる新しい改札口の予定地です。
エディオン蔦屋家電の大型広告が出ています。
シートと足場で覆われていますが、向こう側とはすでに完全につながっています。
あと1ヶ月ちょっとで、ここは一日14万人が行き来する大動脈になるんですね。
跨線橋コンコース内、ミスドの向かい側の店舗スペースのシャッターに、4月28日に商工センターに開業する「LECT」が広告を出していました。
蔦屋家電の広告と合わせて、今の広島の勢いを象徴しているかのようです。
さらに北口方面に進んだ、7・9番のりば階段の隣では、トイレが完成にかなり近づいています。
コンコースの先行開業時から大きなガラスの使い方がわかりませんでしたが、こういうことになりましたか。
2室用意される多機能トイレの入口前がガラスになっており、もし利用者に何かあった場合でも外からすぐに分かるようになっています。
全面発光する天井のおかげでかなり明るく清潔感を感じるトイレになっています。
このトイレは4月26日から使用を開始する予定です。
角度を変えて。
入口正面には、この駅のテーマでもある折り鶴の三角錐の折をモチーフとした照明が見られます。
5年前からは想像もつかないほどオシャレな駅になります。
さらに北口方向に進むと、現在の在来線北口改札に到着します。
こちらも5月28日の中央改札・自由通路供用開始後は廃止される予定です。
最後にホームの状況を。
画像2枚目と3枚目で示しているように、跨線橋コンコース下(地下道西側階段)付近のLED発車標が新しくなりました。
エスカレーター付近のものとは異なり、番線表示が小さいコンパクトなタイプです。
これで1番のりば以外、すべてのホームのすべてのLED発車標が更新されました。
タイル化されたホームと合わせて様になっていますね。
もう一つ、4・5番のりばの西側、階段よりも外側の上屋です。
分かりにくいですが、屋根の端の一部分が撤去されています。
ここも最終的にはかけかえるのかもしれませんね。床が画像の位置までタイル化されたので、
ここまで合わせて屋根も綺麗にされる可能性はあると思います。
今回は以上です。
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【Flickr】:2017/04 広島駅改良工事