広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は広島駅在来線ホーム上空に幅15mの自由通路を新設し、両側に橋上駅舎と商業施設をそれぞれ整備する巨大プロジェクトです。
南北自由通路は2017年5月28日に暫定的に開業しました。
自由通路や跨線橋、店舗などを含めたホーム上を覆う面積は約1万平方メートルで、JR西日本管内の駅では最も大きな規模となります。
10月には新商業施設「ekie(エキエ)」と合わせて全面開業する予定です。
【JR西日本】:広島駅みどりの窓口、改札(中央)、自由通路の一部使用の開始について(PDF)
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【大林組】:街と街をつなぐ懸け橋、広島駅に出現
前回の様子です。
広島駅橋上化工事をビフォーアフターでまとめた動画です。
突然ですが、ここはどこでしょうか?
すぐにお分かりですかね。
1番のりばの、在来線改札口があった場所です。
自由通路の開通により改札が2階の「中央口」に統合され、現在は閉鎖区画となっています。
改札横にあった駅員室が解体されて更地になっていますね。(手前の未舗装部分)
自由通路を始め、かなりの部分に改良が加えられましたが、
ここはまだほとんど手付かずで以前の状態を残しています。
今後、駅ビルの建て替え工事による変貌が楽しみです。
1番のりばを、東側(岡山方)へ。
前回気になっていた、L字型の骨組みには、
仮設の板が取り付けられ掲示板のような形になってきました。
かつての跨線橋から降りる階段の鉄骨が、暫定的な掲示板に再利用されます。
のりばを振り返ります。
1番のりばの列車が発車した直後ということもありますが、
各駅停車の1番のりばより、快速電車の2番のりばの方に多くの利用者がいます。
改札口が2階に統合されたことで、主に2番のりばから発車する宮島口方面の快速「シティライナー」の利用率が、若干上がったような感覚があります。
7月末から8月初旬にかけて、各ホームで、列車の停止位置が変更になりました。
4両編成では、岡山側のお尻がここまで来ています。
工事範囲に合わせ、5年以上前から仮で運用されていた停止位置が、
とうとう最終的な状態に固まったのですね。
さて、ホーム上では、主に橋上駅舎の階段付近が樹脂モルタル舗装にリニューアルされました。
自由通路の開業や停止位置の変更などが落ち着いたこともあり、他の部分でも舗装のリニューアルが進みそうです!
これまでホームの西側(岩国方)にのみ設置されていたベンチが、一部東側に移動しました。
一部が移設された西側のベンチ。
コの字型に残されている部分や、ゴミ箱の部分がタイル化されます。
7・9番のりばでも同様です。
東側地下通路階段よりさらに東側です。
ここにイスが設けられるのは新鮮な感覚ですね。
これより端は橋上駅舎に覆われた部分でありながら、アスファルト舗装のままとなっています。
掲示板やホームの上屋の支柱の付近に、白いチョークで印が付けられています。
こちら側も美しく再舗装される事を願いたいです。
自由通路より東側、商業施設「ekie」が入る部分は、足場やネットが外されて外観が見えるようになりました。
屋上にはすでに室外機・キュービクル類の設置が始まっています。
10月のオープンが楽しみです。
在来線9番線と、新幹線高架の間のスペースも広い範囲が見えるようになりました。
バックヤード感が漂いますが、本当に駐輪場として利用するのでしょうか。
最後は、自由通路内の階段壁面に描かれたメッセージ。
広島駅自由通路は商業施設「ekie」と合わせ、今年10月に全面開業する予定です。