JR広島駅で2012年5月から行われてきた、南北自由通路や橋上駅舎を整備する「広島橋上駅新築他工事」が完成し、
2017年10月29日(日)、いよいよ全面開業しました。
同時に線路上空1,700平方メートルの商業施設「ekie」もグランドオープンし、広島駅の歴史に大きな1ページが刻まれました!
【公式】:ekie(エキエ)広島駅
【公式】:ひろしま駅ビル ASSE(アッセ)
【JR西日本】:広島駅にショッピングセンター「ekie」が誕生
今月のこれまでの記事。
自由通路は今年5月から通行できるようになっていましたが、本来よりも狭い幅で利用時間も列車運行時間帯に限られた暫定状態でした。
29日朝、自由通路上で関係者を集めた完成記念式典が開かれ、テープカットなどが行われました。
24時間通行できる自由通路の全面開業です。
私はテープカットが行われる瞬間に立ち会おうと、始まる少し前から現地を訪れたのですが、、
会場として通路の半分程度のスペースが取られた上に、関係スタッフや一般の方も足を止めて注目されており、
通路中が人で埋め尽くされたような状態でした。
広島でも線路の頭上でこのようなことができるようになったのかと、むしろ感心しました(笑)
テープカット、くす玉割りの瞬間です。
5年以上の工事の大きな節目。
広島駅自由通路の完成です! pic.twitter.com/jcULmxUiEd— 鯉党α(アンドビルド広島) (@abhiroshima) 2017年10月29日
着工から5年半、ずっと待ち望んだ瞬間でした。
この時、南口に降りる自由通路階段のモニターも、記念式典仕様になっていました。
感慨深いです。
改めて、本来の幅15mでの供用を開始した自由通路です。
今日から自由通路に隣接する、線路上空エリア「ekie」(第1期)がグランドオープンです。
首都圏以外では初めての出店となる「イセタンミラー」など話題性もあり、これを目当てに広島駅に来たという方もかなり多かったのではないかと思います。
自由通路の幅は、暫定時から2倍の広さになっているのですが、とても真っ直ぐ歩けないほどの混雑でした。
おりづるをモチーフにした時計塔の足元にはこのようなものが。
「おりづる時計」という名称のようです。
結局、誰がデザインを手掛けたものなのかは分かりませんでしたね。
これまで閉鎖されていた通路の半分を人が歩き、ekie内部にたくさんの人が歩いている光景が新鮮で、嬉しくて、何故か誇らしくて…。
全ての区画で人の往来が始まり、新しい時代の到来を感じさせます。
北口の新しい大階段を上ったところ。
これまで正面に囲いがありましたが、真っ直ぐ中央改札や南口に行くことができるようになりました。
次回の<北口編>では、階段を降りた1階や新幹線改札付近の様子をご紹介します。
大きく場所を移して、南口の駅ビル「ASSE」1階、自由通路出口横です。
ekieの開業に合わせ、駅ビルASSEも一部リニューアルが行われました。
中でも、中四国初出店となった「BAKE チーズタルト」には数十メートルの行列ができていました。
画像の撮影時はまだ短い方で、私も並んで買って帰ったのですが、4~50分は待ちましたかね(笑)
絶品でした。
線路上空の「ekie」も、常に入口と出口が混雑対策のために固定され多くの人で賑わっていました。
以前、改札内跨線橋にオープンした「アントレマルシェ」を”小さなデパ地下のようだ”と書いたことがありましたが、
「ekie」は”小さなデパートの1階”のような雰囲気。
やはり化粧品・コスメ関連のお店が中心で、女性の利用客がメインになります。
流行に敏感な層を取り込んで、広島駅のイメージアップと新たな集客に繋がるといいですね。
メンズアイテムは将来の駅ビルに入ると思われますから、そちらに期待したいです。
「ekie」は2018年春以降、第2期として新幹線高架下に、飲食・おみやげを中心に扱う「ノースエリア」をオープンさせます。
レストラン街は地元の人も楽しめるお店づくりになるようですから楽しみにしています。
隣接地区をも含めた広島駅の街づくりはむしろこれからです!
この膨大な人の流れとその変化を起爆剤として、隣接地区に波及していくことを願いたいです。
これまで5年以上にわたって追いかけ続けてきたプロジェクト。高架下開発が残るものの、今回最大の節目を迎えました。
年数が長いことと、その変化があまりにも大きすぎることもあり、
今まで行ってきた追跡取材の中では最も印象に残るプロジェクトになりました。
この記事の時点で、取材記事数は94。
かなり主観が入っていたり不十分なところもあったかと思いますが、
これまでご覧いただきましてありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
<北口編>も更新予定ですのでお待ち下さい。