大竹市とJR西日本は、自由通路の整備と駅舎の橋上化を行う「JR大竹駅」の駅舎のデザインを公表しました。
大竹駅は広島県内で最も西に位置する駅かつ、大竹市の玄関口です。
1日あたり6,000人以上の乗降がある駅ながら、
駅舎のバリアフリー化が行われておらず、国道2号のある西側には駅舎が設けられていないなど利便性は低い状態にありました。
大竹市は2020年度にも整備工事に着手し、2022年度末の自由通路の供用開始を予定しています。
また、合わせて既存の西口広場のリニューアルと東口広場の新設も計画されており、
こちらは2023年度末の供用開始を目指します。
【大竹市】:大竹駅周辺整備事業について
【JR西日本】:大竹駅自由通路・橋上駅舎のデザインについて
リニューアル決定とデザインの公開を受け、先週末現地の状況を見てまいりました。
JR大竹駅ホーム上から
広島駅から山陽線で50分程度です。
大竹駅はJR貨物の貨物ターミナルを併設しています。近くで発車を待つ貨物列車も頻繁に見られます。
こちらは上下ホームを結ぶ跨線橋。
レールを加工して造られた跨線橋もかなり数を減らしました。
大竹駅も今回の橋上化で解体されます。
出口のある西口方面へ跨線橋を進みます。
跨線橋から駅舎内の階段を降りて西口の改札口に至るような構造になっています。
大竹市特産品展示コーナーがありました。
和紙で作る鯉のぼりが有名だそうですね。その他、やはり化学工場が複数あるイメージも強いです。
改札を出たところの様子です。
駅前には地元広島の百貨店の「福屋 大竹店」が進出しています。
1~2階に福屋が入るテナントビルです。
駅舎全体を見渡します。
駅舎に併設して居酒屋が入る建物もあるんですね。
橋上駅舎の整備により、この現在の駅舎は解体されます。
新しい駅舎はグッと南側に寄り、現駅舎跡地は西口広場のロータリーが拡大する形での運用となるようです。
その新しい西口駅舎のイメージです。
新しい西口駅舎の外観は、地元民へのアンケートの結果、市の特産品である和紙の鯉のぼりをモチーフとしたものになりました。
2階の外観が、頭と鱗を表しているのがなんとなく分かりますね。
左右逆ですが、こんな感じ。
ほぼ同じ角度から現在の状況を撮影しました。
歩行者空間が大幅に広くなることが分かります。
東口の予定地へ
さて、西口を後にし、新設される東口へ向かいます。
現状、線路の東側に渡る最も駅から近い経路は、少し北側にあるこの地下道。
あまり心地よくない地下道です。
歩みを進め、東側から駅舎方面を写しました。
現在は空地になっているこの場所にも駅前ロータリーが整備され、自由通路がつながる東口駅舎が新設されます。
この用地は国鉄の土地だったのかな?
国道2号線から見る駅舎方向。
ロータリー予定地に繋がる道はこのように整備されています。
大竹駅自由通路は、2022年度末の供用開始、
大竹駅西口広場のリニューアルと東口広場の新設は2023年度末の供用開始予定です。