広島市中心部、都市再生緊急整備地域にも指定されている「紙屋町・八丁堀地区」で、2月29日、
パブリックスペースを中心としたにぎわいづくりの社会実験が始まりました!
広島の目抜き通りである相生通りのバスベイに、国内最大規模となる全長53mの「パークレット」を設けるほか、
現在コインパーキングになっている朝日会館跡地の一角も使い、飲食や休憩ができるパブリックスペースをつくることで、マチナカに人中心の賑わいを創出することを目指した社会実験です。
早速現地の状況を見に行ってきました!!
【公式】:カミハチキテル – URBAN TRANSIT BAY
(上記サイトより)
3月1日はまだ「プレオープン」ということで、先行して東急ハンズ、スタートラム広島前の「パークレット」がオープンしました。
早速目に飛び込んできたのは、国内最大規模となる全長53mの「パークレット」。
歩道上とバスベイなどにウッドデッキが設けられています。
いよいよ歩道側へ!
温かみのある木材(本物)と植栽が都市のアクセントになっていていいですね。
中央部分には、コンテナのテイクアウト専門店が。
残念ながらこの時はまだオープンしていませんでしたが、1日の夕方から販売を初めているようです。
【#カミハチキテル – URBAN TRANSIT BAY】:出店者情報
この出店者情報を見ると、コンテナだけでも結構多種多様なドリンクとフードを扱っています。
ちなみにこのコンテナは、この社会実験のためにJR貨物から購入したそうですよ。
お気づきとは思いますが、あらゆるところにアーバンスポーツイベント「FISE」の文字が確認できます。大口スポンサーになっているようです。
デッキの木材は広島県木材組合連合会の協力、照明はコイズミによる協力。ライトアップされた状態も見てみたいですね。
広告で民間からこうして資金を集め、人々の賑わいに活用する。エリアマネジメントが機能しています。このまま回していけるかどうかは、私達次第です。
東急ハンズ前の八丁堀バス停です。
バスベイを利用してパークレットを設けているので、こうしてバスが停車すると片側3車線のうち1車線が専有されます。
社会的に受け入れられるかどうかは今後検証が必要ですね。そのための社会実験ですし。
冒頭に書きましたが、まだプレオープンの状態でグランドオープンはこれからです。
3月6日には、朝日会館跡地の駐車区画を一部使ったCエリアがスタートします。
駐車区画を使って、ここにもテラスや飲食のお店ができる予定となっています。
先程紹介したように、予想以上に多種多様な飲食が楽しめるようです。
【#カミハチキテル – URBAN TRANSIT BAY】:出店者情報
週末からの本格的な賑わいを大いに楽しみにしたいです。また行きます。
ちなみに―
今回の社会実験のスポンサーの中に、「朝日ビルディング」が名を連ねています。
対象エリアでもあるコインパークはかつて朝日会館があった場所です。
コインパークになって久しいですが、開発に向けて関心を持っていることが伺えて少し嬉しいですね。
北側の市営駐車場と一体化し再開発する構想が進んでいます。
人中心の賑わいづくりの実績を残し、開発計画につなげられるよう今回の社会実験にはますます期待するばかりです。