新型コロナウイルスの新規感染者数はひとまず落ち着きを見せるようになりました。
緊急事態宣言の解除、及び休日を含む外出自粛要請の解除に伴い、
当ブログでは三密を避け、「新しい生活様式」に沿った最小限の取材を再開します。
地元ベーカリー企業のアンデルセンは、広島の商業の中心軸、中区本通商店街の中で営業を続けていた、
「広島アンデルセン」の建て替え工事に着手しました。
地上5階で、営業していた頃と同様に1階のベーカリーの他、2階より上はレストランやパーティーが開ける開場などが設けられます。
被爆建築だった従来の建物の外壁の一部が、新しい建物の2階の外壁に継承されることになりました。2020年8月のオープンを目指します。
【アンデルセン・パン生活文化研究所】:広島アンデルセン 2020年8月オープンに向けて建て替え工事着工
前回の状況です。
新本店の開業が2020年8月1日に決定
開業日と、現在の仮店舗からの移行スケジュールが決まったようです。
【広島アンデルセン】:広島アンデルセン紙屋町店 営業に関するご案内
いつも広島アンデルセンをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび広島アンデルセンは建替えを経て、8月1日、本通にオープンいたします。
それに伴いまして、開店準備のため紙屋町店の営業を下記の通りとさせていただきます。5月10日(日)まで 全館営業
5月11日(月) 店休日
5月12日(火) 店休日5月13日(水) ~ 7月22日(水) 1階のみ縮小営業
[営業時間]10:00~18:00
[店休日]毎週日曜日
※2階~5階 営業終了現店舗の最終営業日は7月22日となります。
大変ご迷惑をお掛けしますが、
何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。株式会社広島アンデルセン
(上記公式HPより)
紙屋町に構えている現在の仮店舗での営業は7月22日まで、
本通りの新たな本店ビルでの営業は8月1日となることが決まりました。
仮店舗での営業も縮小営業に変わっており、日曜日が店休日になりました。
順調に進んで何よりでしたね。
装い新たに、重厚な外観あらわに
早速、本通り商店街からの様子です。
囲い、シートなどがほとんどすべて外され、その外観が見えるようになりました!
当初のイメージ図の印象に限りなく近い、非常に重厚な建物に仕上がっています。
本通商店街の一部として見てもこの重厚さは際立っています。
注目の高いアンデルセンということもあり、足を止めて眺めていたり写真に収める人の姿も目立ちました。
被爆した元の建物から受け継がれた外壁。
移植する前にクリーニングが行われたようで、ピカピカです。
4本の列柱が本当に美しいですね。
東面です。
東面にもかつての外壁が一部使用されています。
重厚な全体の外観を継承しつつ、1階はフルスクリーンのガラス張りとなっており、うまく調和していますね。
個人的にここは、国内のパンの文化の発信地、ベーカリーのショールームのような存在になると思っています。
印象の異なる南側 ポケットパークなど
南側です。
南側は先程までの北面、東面とは全く印相が違います。
大きな庇がある近代的なRCの建物という感じですね。
南側のこのスペースは「ポケットパーク(仮称)」として、オープンにパンを食べられる利用者の憩いの場になります。
植栽もすでに植えられていますね。開業時の光景が少しだけ想像できるようになりました。
2枚上の画像でも思ったことですが、本通り、袋町、立町あたりの「ヒト」が中心の繁華街は、
ぜひ電線地中化を進めてほしいな…。
ユアーズの入るグランドパーキング本通から。
1階南側の「ポケットパーク(仮称)」がよく分かります。
ベーカリーの1階だけでなく、2~5階にも従来のようにレストランやパーティー会場などが入り、
様々な楽しみ方ができる建物になります。
無駄のない、非常にスッキリとした鉄筋コンクリート建築という感じですね。
本当に先程見たアーケード側の重厚さとはまた違った美しさがあります。
アーケード側が歴史を受け継ぐ静の顔、
ポケットパークを携える南側は新しい賑わいを創出する動の顔といった感じでしょうか。
こんな世の中だから尚更、オープンが本当に楽しみになってきました。
広島アンデルセンは2020年7月竣工、2020年8月1日オープンの予定です。
ここからは番外編です。
広島アンデルセンとともに見る紙屋町。
高さを増す広島銀行新本店ビル。
広島を代表する企業による、本店ビルの同時建て替えでしたね。
一方で、こちらはアンデルセンからアーケードを北側に抜けたところ。
タリーズコーヒーがメインで入っている「Tamaya BLD.」。
その北側に隣接していた県警の本通交番が建て替えになるようです。
県は「魅力ある建築物」として、中四国地方最大の繁華街に位置する交番として、
親しみやすく周辺の賑わいと調和した施設とすることを目的に、
公募型建築プロポーザルを行いました。
3月10日に、2回の審査を経て特定された新しい本通交番の概要が公表されています。
【広島県】:広島中央警察署本通交番庁舎新築工事に伴う基本設計及び実施設計委託に係る公募型建築プロポーザルの2次審査結果及び講評について
なかなか斬新な構造です。非常に開放的ですね。
建て替えのため、交番はすでに5月21日に付近へ移転しています。
新本通交番の開所は、2022年4月の予定です。
交番のような堅苦しいイメージがあるものをオシャレに立て替えるのは街へも好影響ですね!この画像だけではまだ概要が分かりにくいので完成が楽しみです。
新しいアンデルセンは
イメージ図だと正直あんまりいいなとは思わなかったんですが、
実物はイメージ図よりはるかに良くなってると思います。
いつまでも市民に愛される建物になってほしいと切に願います。
個人的な意見だけど、被爆建物を活用するもっとも最善の方法だと思う
陸軍被服支廠は活用案がないのに税金で維持するのは反対です
その例として広大の被爆建物は、幽霊屋敷状態が続いているし醜い
あと福屋八丁堀本店も、アンデルセンに続いて欲しい
やはり新鮮味がなければ客が減る年寄相手に商売しても先が見えてる
地元の老舗だけど、潰れるカウントダウンに入ってると思う
学校法人大原学園が平塚町に地上12階、地下1階建の校舎を建設するようです。
https://www.areabiz.jp/hiroshima/archives/13334
https://www.areabiz.jp/hiroshima/archives/13402
綺麗な建物も電線で台無しですね。玄関の広島駅周辺とこの中心部だけでも本気で考えてほしいです。
閉店した廣文館はダイソーになるらしいですがあれほどの一等地でもテナント誘致苦しいのでしょうかね。地元企業優先とかもあるのかもしれませんが。ダイソーとかどこでもあるのにって思ってしまいましたよ(笑)
広島ではここにしかないってものを誘致していかないとどんどん本通り近辺から人が離れていくと思うのですが
廣文館跡のダイソーは新コンセプトで営業するそうです。
具体的には開いてみるまで判りませんが。
これまでの報道によれば、被爆で破壊と修復を繰り返したため、竣工時そのままの壁は北面と東面の二階部分だけで、なおかつ北面は強度不足で断念し東面だけみたいですよ。あとは全部そっくりに再現したものと思います。それはそれで大したことですが。
アンデルセンの仮店舗、8月に退去で空き家になりますが、サンモール再開発の用地になる可能性がありますね。
サンモール再開発の詳細情報が待たれます。
飛び入り&違うトピックですみません。
KKR(元白島会館)跡地が見事な更地になっていました。あんなに敷地が広かったんですね。間口がそれほど広いように見えなかったので、驚きました。
跡地は何になるのでしょうか。。。
このような建て替えは、心より尊敬できます。
企業イメージの向上という実益があるとしても、高い志がないとできない事です。
それに反して、スラサンが書かれているとおり、周囲の電線電柱の醜いこと。
地中化に高額な費用がかかるのは分かりますが、電線管理者の会社に同様の高い志を望むのは無理なのでしょうか?
同じ本通りでも、側面が道路に面しているので、正面だけでなく、横の部分も見ることができます。
この特徴から、
タリーズコーヒー、本通りヒルズと共に、この交差点を都会的にする外観だと思います。
電線に関しては順次、地中化されています。
横川から中広、寺町北辺りはかなりの規模で数年前から地中化されました。
なんかスッキリしたなという感じで気づいていない人が多いと思います。
建物も同時に増えました。地中化によって、景観が良くなり、需要が増加したものと推測できます。
会社にしろ、住宅にしろ、電線ごちゃごちゃより、気分がいいですから。
電線を黄色い目立つカバーで覆っている場所は夜間、地中化作業を行うための準備ではないかと思います。
実際2号線の東雲辺りは数年前から
カバーで覆われ、これが本設なのかと疑問に思っていましたが、最近、夜間に地中化工事との標識が掲げられ工事を行っています。
だとすると、最近カバーをかけた場所は31号線の仁保橋を渡った青崎周辺、JRの高架化工事を行っている場所です。次回の地中化場所はここだと推測されます。
幹線道路にある、電線自体も幹線優先で工事を予定しているのではないでしょうか。
全て予測にすぎませんが。
このあたりは、市の中心部で、多くの国内外の観光客も歩くエリアなので、
たとえ地味な通りであっても、電線電柱は、地中化するなり、
景観的に早くなんとかしてほしいものです。
取材、レポートお疲れ様です。
広島アンデルセン再開が8月1日に決まりカウントダウンの段階となりワクワクします。
改めて地図を眺めて見ると、旧帝国銀行(現三井住友銀行)広島支店であったアンデルセン本店は、被爆当時元安橋を挟んで広島城開城以来商業等の中心であり続けた旧中島地区(現平和公園)と、当時新興商業地区として旧中島地区を凌ぐ勢いであった新天地・八丁堀地区との旧西国街道(山陽道)である本通り沿いのほぼ真ん中に位置していることがわかります。
旧西国街道は本通りから金座街、旧白島通りを東に折れ京橋から更に猿猴橋へと続きます。
京橋、猿猴橋は現存する数少ない被爆橋で近年猿猴橋はその装飾の復元で話題になりましたが、被爆橋の中でも最も爆心地に近い京橋はまだ放置の状態なのでこちらの方も装飾を復元して観光資源として大いに活用して欲しいと思います。
余談になりますが、元安橋から旧中島地区の平和公園、旧西国街道を更に西へと進むと本川橋、天満橋、己斐橋を越えて現在の宮島街道へと繋がります。
戦後山手川と福島川とを整備して出来た太田川放水道路に掛かる己斐橋以外の旧西国街道に掛かる橋の名前は全て、広島の市街地(デルタ地帯)を流れる河川の名前になっていることに気付きその歴史的な重みを感じます。
広島の市街地を貫く旧西国街道沿いのほぼ中心に位置する歴史的建造物であった旧帝国銀行広島支店の面影を色濃く残して建て替えを完成させるアンデルセングループさんにはいくら感謝してもし足りない感じです。
これを機に、新しい時代の本通の到来を大いに期待したいと思います。
建物も前のを踏襲しつつスタイリッシュでかっこいい上に、裏にはカフェテリアみたいな憩いの場!!さすが広島の顔の企業ですね。八月に絶対行きたいです。
あと、交番もすごくいい。小さい建物ですがこれだけ奇抜なデザインならこのあたりのシンボル的になりそうですね!
完成が楽しみです。
南側にあった搬入口が消えてますね。
トラックからの荷物はどうするんだろう。
高級ショコラティエのジャンポールエヴァン、東京における青山アンデルセンのブランドイメージを考えるとこれほどブランディングを体現している企業は広島においては稀有な存在でしょう(しかも非公開企業)。アンデルセンGの企業としての単なる利益追求のみではない、理念とその表現には風格さえ感じます。
一方でやや話が逸れますが、広島ではヒルトンが着工して、他のホテル数も増加していると拝見しておりますが、金沢にはハイアット、福井にはコートヤードバイマリオット、長崎ではヒルトンが着工、さらにマリオットホテル誘致に動いています、コロナ禍で苦境にあるとはいえ、地方において観光・ホテル需要は着実に高まり、かつ海外ブランドも注目している中で「広島」という地域そのものの価値を高めようとするディベロッパーや企業、そして自治体の働きが見えないのが残念でなりません。
星野リゾート代表の星野氏が語るようにホテル業とは究極的な「地域密着業」であるのならば、魅力の発信の仕方、掘り起こしに圧倒的に力が不足しているとも言えるでしょう(ちなみに星野リゾートは自社ブランドは広島には現在ないが、REITでANAクラウンプラザ等を保有していますね)。惜しい!広島から数年経ちましたが、いつまでも惜しいままでは人口だけではなく企業、観光客さえも流出することになります。
長文失礼しました。
そういえば、すぐ近くにある、むさしも耐震性の問題で、今は
持ち帰りのみになってますよね。やはり建て替えるか、本通り内で
移転オープンしてほしいです。むさしは芸能人、有名人もファンが
多いらしく、アンデルセンなどとともに、広島グルメの顔と言える
店だと思うので、本通りエリアで存在感があってほしいです。
アンデルセンの本店、素晴らしくオシャレにリニューアルされて感激しました。首都圏では、アンデルセンというと、青山というイメージが強く、広島の会社だとはなかなか認知してもらえません。尤も、リトルマーメイドが地道に店舗を増やしているのは嬉しいです。広島といえば、チチヤスが首都圏でのシェアを伸ばしており、各スーパーやドラッグストアでも数種類が買えるようになりました。
それにしても、新しい交番、斬新でびっくりです。