広島県や地元財界などが出資する「瀬戸内ブランドコーポレーション」は、中区富士見町の県警東署跡地一帯で「ヒルトン広島」となるホテル建設を進めています。
ホテル誘致のため設立した特別目的会社が運営受託契約を締結しました。
ホテルは高さ94.5m、地上22階・塔屋2階で420室の客室を備えます。
2020年2月に着工しており、2022年4月の竣工を目指します。
付帯機能としてレストラン・ラウンジ・バー、屋内プール、フィットネス、スパ、チャペル、会議施設などが整備されるフルサービスホテルとなる予定です。
前回の状況はこちら。
事業概要
建物の詳細な規模やイメージはこちらにまとめています。
外壁となるカーテンウォール取り付け開始!
フジグラン広島前から。今回のトピックはこちらでしょう!
かなり高さをましてきたとともに、早くも低層部分の外壁となるPCカーテンウォールの取り付けが始まりました!
真横から見ると高層部と低層部の「L字型」となる建物の低層部分はまだ繋がっていません。
その断面部から外壁をじっくり見てみます。
イメージ図の印象よりも白く感じますが、
タイル張りとなっている間のスリットは黒くなり、開口部には大きな窓ガラスも入るので、完成時にはもう少し引き締まった外観になると思います。
横幅、縦幅ともに見上げると相当な大きさを感じます。
これでも客室が入る高層部分はこのようにセットバックしているので、圧迫感は軽減されています。
低層部分。
「L字型」の下の部分です。
南下し、保健所前交差点から。
この交差点からも定期的に撮影を続けていますが、ようやく撮りがいのある状況になってきました。
着々と高さ増す 16階を突破!
外壁に注目しましたが、鉄骨建方も順調に進んでおり、取材時は16階を構築中でした。
すでに首が痛くなる高さと横の広さ。完成は22階なのでまだ6フロアも高くなります。
つい先日、紙屋町に「ひろぎんホールディングス本社ビル」が開業しました。
高さは約94.5mでピッタリ同じです。
やはり100mクラスは高くもあり「デカイ」。
延床もほぼ互角です。ひろぎんは駐車場棟、こちらは低層部を含む面積なので、
タワー部分の太さも同じくらいではないかと思われます。
西側に抜けました。
この密集度。
そのまま西の国泰寺方面に離れてみました。
この巨大さが伝わりますでしょうか。
こちらは平和大通りです。
並木通り入口交差点、三川町交差点あたりからもこの通りビル本体が見えるようになってきました。
「ヒルトン広島」は、2022年4月の竣工、2022年中の開業の予定です。
流川通りからは南に向かって正面やや右手に見えます。夜は客室の明かりが灯り奥行きを感じさせる街の風景になるでしょう。流川も賑わいを取り戻す日が早く来る事を祈ります。夜にさんざめいてこそ都市だと思います。
偶然とは言え、このコロナ禍の厳しい時期に広島銀行本店に続き、ヒルトン広島、更に広島駅南口の東郵便局、駅ビルホテル棟と100m級高層ビルの建設が、まるでリレーの様に連続して広島の中心街で進行しています。
こちらブログでこれら一連の光景を拝見すると、地域内での力強い再開発の進捗状況から、景気後退への懸念が一掃され未来への希望が膨らみます。
広島国際空港の民営化、都市高速(広島高速5号線)開業、東広島・安芸バイパス開業により東広島市西条・広島市西区商工センター間の連続した自動車専用道路網の完成、中央公園内のサッカースタジアム建設等が、駅ビル建て替え、広島駅南口整備及び広島や駅前大橋線への路線変更・広島駅ビル2F乗り入れと、都市機能強化への開発事業が今まさに同時進行しています。
それらの各開発事業が計画通りに進捗すれば、マツダの米国アラバマでのトヨタとの合弁工場の稼働・本格的な生産活動開始の時期とも重なり、アフターコロナ禍での景気上昇へのロケットスタートは、ただの妄想から実現への可能性が高まり、本気で期待が持てそうな気がしてきました。
広島国際空港とのアクセス改善に加えて、西広島バイパスの平野町までの高架自動車専用道路の延伸・このヒルトン広島、宮島口改良工事との3
点セットが化学反応をおこせば広島は国際平和観光都市として、世界中人々から注目され渡航先として選らばれる街になることに一歩前進できそうです。
それにしても、高層ビルは上に伸び上がり出すと早いものですね。
広島に住んでいると、ここで宿泊することは無いので、
宿泊しなくても利用できる、レストラン街が楽しみです。
広場ヒルトンホテルは、どこにできますか?地図がないと、わかりません。