国土交通省中国地方整備局は、広島市と東広島市を結ぶ国道2号「東広島・安芸バイパス」の整備を続けています。
「東広島・安芸バイパス」は現在、瀬野西IC~海田東IC間のみ供用している状態で、前後の区間で整備工事が続けられています。
海田東ICから広島市側では、海田東ICから先へ高架橋を約1.4km延伸し、新広島バイパスに直結させる「海田高架橋」を整備します。
2022年度に八本松IC~瀬野西IC間と合わせての開通を目指しており、完成すれば東広島バイパスと広島都心部に乗り入れる新広島バイパスが一本の自動車専用道路で繋がる予定です。
さらに、海田西ICを直進し広島南道路に直結させる「明神高架橋」の整備も始まっており、
広島市東部の道路ネットワークの整備が加速しています。
前回の状況です。
この記事では、2021年10月末に撮影した状況をご紹介します。
事業の概要
【中国地方整備局】:中国地方整備局管内の道路事業の開通見通しについて(PDF)
日の出町交差点上空に橋桁が架設
今回も東広島バイパスの起点「海田西IC」が接続する日の出町交差点から。
広島都心側を見ています。
2枚目に写るのが、日の出町交差点です。
ついにこの頭上にもバイパス本線の橋桁架設が始まりました!
交差点を南側から。
架設されたのはまだまだ一部のみで、今後も海田大橋方面に伸びる本線、都心方面に伸びる新広島バイパスへのランプウェイなど、まだまだ増えるのがよく分かります。
完成時には撤去される足場。
非常に力強い光景です。
南西側から。
こちらは北西側から。
この門型の非常に幅の広い橋脚を見るだけも、複雑な構造になることが分かります。
日の出町交差点から東側も。
東広島方面は橋桁が一通り繋がりました。
4車線の高架橋が続く光景は壮観です。
海田西ICは既存部に橋桁が接続
日の出町交差点から西側、海田西IC方面です。
建設中の姿はどうしてこうも美しいんでしょう。
都心に繋がる新広島バイパスに向け、大きくカーブする高架橋。
その先、既存の新広島バイパスの橋桁に接続する部分です。
この部分、前回までは桁がつながっていませんでしたね。
姿形もジャンクションになってきましたね。
接続部分のすぐ隣の状況。
前回更新の時点で、矢板が地面に打ち込まれ、基礎工事が始まる予兆がありました。
今回(10月時点)で、仮囲いで閉鎖され、基礎工事がスタートしていました。
ここにも橋脚が立ち、海田大橋方面の高架橋(「広島南道路」明神高架橋部分)が姿をあらわす予定です。
振り返り、日の出町交差点、東広島方面を。
広島・安芸バイパスの「八本松IC~瀬野西IC」間および「海田東IC~海田西IC」間は、
2022年度の開通予定です。
(明神高架橋「海田西IC~海田大橋」間の開通時期は未公表。)
※IC名称はいずれも仮称です。