広島市は、旧広島市民球場跡地に計画するイベント広場の整備工事を2022年4月に始めました。
広場整備にあたってはPark-PFI制度と指定管理者制度を活用し、事業者に特定された「NTT都市開発」を代表とする企業グループが、公園の整備と管理運営を行います。
計画では緑あふれる広場の中には公園と一体的に利用できる木造の店舗群を整備するほか、
フレキシブルに大小のイベントを開催できるイベント広場を活用し、年間を通じた賑わい創出を目指します。
「HIROSHIMA GATEPARK PLAZA(ひろしまゲートパークプラザ)」と名付けられた広場は、
2023年3月31日の供用開始を予定します。
計画の概要
プロジェクトページ〔作成中〕
【広島市公式ホームページ】:旧広島市民球場跡地整備等事業の進捗状況
【NTTファシリティーズ】:広島市中心部の顔となる市民公園「NEW HIROSHIMA GATEPARK」いよいよ着工 ~広島市初となるPark-PFI事業「旧広島市民球場跡地整備等事業」の工事着工~
【NTT都市開発】:広島市中心部の顔となる市民公園のイベント広場呼称が「HIROSHIMA GATE PARK PLAZA」に決定「旧広島市民球場跡地イベント広場(中央イベント広場)」の命名権を取得
施設群の基礎工事が進行
相生通りから。
春から本格工事が跡地はもちろん仮囲いで覆われています。
イメージパースが囲いに描かれており、見入っている人の姿も見られました。
フェンスの隙間から見る内部。
2020年に開催された都市緑化フェアの頃の面影はすっかりなくなり、
地盤があらわになって建物の基礎工事も行われています。
2枚目はライトスタンド方向。残されていましたが、事業内容が決まり撤去されました。
さて、今回は俯瞰して見るため、目の前にあるおりづるタワーへ。
球場だったことが分かる輪郭と、その内部で建物の基礎ができてきているのがよく分かりますね!
メインの入口戸なる南東側です。
繁華街である紙屋町に面したこの部分は「アーバンライフスタイル」と位置づけ。
中央公園へのメイン動線となることも想定されています。
ここから相生通りに平行して飲食エリアも設けられます。
球場時代のレフトスタンドからバックスクリーンにかけても、公園施設の基礎工事が確認できますね。
画像のほぼ中央の、一番広い基礎の部分が「フォレストルーフ」と呼ぶ大屋根ができる場所です。
かつてのライトスタンド。
何をするにも大きすぎて支障になりますから、きっぱりと撤去できたのは良かったと思います。
広島市における初のPark-PFI制度を活用したプロジェクト、
「ひろしまゲートパークプラザ」は2023年3月に開業する予定です。
最後に、球場跡地越しに見る、中央公園の広島市サッカースタジアム。
歩行者動線としては、紙屋町から球場跡地の広場を通り、ファミリープール横にから城南通りを横断するように整備されるペデストリアンデッキでスタジアムに至るルートがメインになると思われます。
広島市サッカースタジアムは2023年12月末の完成予定です。
東側の広場エリアも並行して整備を進め、2024年8月の全面開業を見込みます。