広島市サッカースタジアム等整備事業 2023.02(Vol.10)

Jリーグサンフレッチェ広島の新たな本拠地となるスタジアムが、2022年2月に広島市中区中央公園で着工しました。

広島市が主体となり整備するこのスタジアムは3万人収容で、マツダスタジアムのように多種多様なバラエティシート、VIPルーム等が設けられます。
広場および西側の河川敷エリアと、スタジアム内それぞれの回遊性を高める2層のコンコースも特徴の一つです。

広場と一体となり、旧広島市民球場跡地エリア、広島城エリアともデッキで接続し、
「まちなか」に開かれた新たなシンボルとなります。

2023年末に竣工し、2024年のJリーグ開業から使用される予定です。

 

前回の状況です。

Jリーグサンフレッチェ広島の新たな本拠地となるスタジアムが、2022年2月に広島市中区中央公園で着工しました。 広島市が主体となり整備するこのスタジアムは3万人収容で、マツダ

 

記事にするのが遅くなりましたが、2月に撮影した状況をお伝えします。

 

 

事業概要

【建設中】広島市サッカースタジアム整備事業

 

【広島市公式ホームページ】:サッカースタジアム等整備事業の基本設計

 

【大成建設】:広島市サッカースタジアム等整備事業

(上記HPより)

 

【サンフレッチェ広島】:HIROSHIMAスタジアムパークPROJECT

 

東側バックスタンドと南サイドスタンドの状況

今回もおりづるタワーからの全景です。

大量のクレーンがこの日も稼働しています。

 

スタジアムにズーム。

 

東西のバックスタンド、メインスタンドがどちらも高さを増してきました。
東側のバックスタンド上部には、大屋根を支えるトラス状の梁が構築され始めています。
張弦梁構造(キールガーダー)と組み合わせて、「希望の翼」大屋根を支えます。

 

おりづるタワーを離れ現地に向かいます。南東側から。

 

 

一気に高さを増した印象が近くからでも強いです。

 

熱狂的なサンフレッチェサポーターが陣取る南サイドスタンド。

 

ここは一体感のある応援を演出するため、1層の大きなワンスロープ型構造のスタンドとなります。
上部の躯体構築も始まっているようですね。

 

東側、バックスタンド。

 

 

西側メインスタンドを追うように、スタンドの構築が急ピッチで進みます。

 

 

西側メインスタンドと北サイドスタンドの状況

スタジアムの北側を西に進み、基町環境護岸まで移動してきました。

 

西側、メインスタンドの北はアーチを描く屋根の梁部分の構築が進み、スタジアムの輪郭が分かるようになってきました。
スタンドの裏側の表情やアッパーコンコースに至る階段もはっきりと確認できますね。

 

ちょっと近くから見上げてみましょう。

 

真横から見た状況です。
スタンドの上端、屋根の梁はこれだけ外側に張り出しています。

 

西側メインスタンドを本川(旧太田川)からじっくり見てみます。

 

 

まさに建設中の姿がここにあります。

 

完成すれば見られない、断面図のような光景も見ることができます。

 

スタンドのコンクリートをの背後に、屋根を支える白い鉄骨が立ち並びます。
完成すればこれは美しいでしょうね。

 

こちらは城南通りから見た、メインスタンド南端の断面です。

 

広島市サッカースタジアムは2023年12月末の完成予定で、2024年シーズンから使用を開始します。
東側の広場エリアも並行して整備を進め、2024年8月の全面開業を見込みます。

 

スタジアムの背後に見える、八丁堀、広島駅のビル群も非常に印象的でした。

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