広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
整備の核となるJRの新しい駅ビルは地上20階建て、総延床面積は約19万平方メートルで、
ホテルと商業施設の複合ビルになる予定です。
また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
駅ビル内は中四国最大の飲食店街やシネマコンプレックス、コスメやカフェなど、
約200のテナントが集積する商業施設「minamoa(ミナモア)」として、
2025年3月24日に開業する予定です。
前回の状況です。
ミナモア開業まであと100日切る
この記事を更新した12月28日時点で、開業まであと86日です。
いよいよ、駅ビルの工事現場やその周辺で、利用客を迎え入れるための準備や機運を高めるための取り組みが始まっています。
あと100日となった、12月14日から、自由通路の改札中央口の前にカウントダウンボードが設置されました。
このカウントダウンボードはかなり一般の方にも注目されており、写真を撮る人や足を止めてパースを眺める人の姿が目立ちました。
新しい広島駅ビルの「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」がライトアップされていました!
塔屋部の間接照明が上品です。
商業施設ミナモアと同日、2025年3月24日の開業予定です。 pic.twitter.com/UiTh4Jksfy— 鯉党α(アンドビルド広島) (@abhiroshima) December 9, 2024
Xでお伝えしていましたが、100日となった日にはホテルグランヴィア広島サウスゲートの窓ガラスをつかったライトアップも行われていました。
こちらは在来線改札内です。
前回のレポートでもご紹介した、コンコースと駅ビルミナモアを連絡する通路の状況です。
仮囲いが外れ、下地が見えている状態でしたが、早くも本設の化粧パネルが取り付けられ商業施設への入口としてかなり美しく仕上げられました。
北口駐車場からの利用者動線に変化!
駅ビルミナモアの開業に先駆けて、2025年1月15日に「JR広島駅北口駐車場」が供用を開始します。
在来線9番線と新幹線に挟まれた敷地に新築された駐車場です。
そこから駅ビルまで移動するには、前回の記事で触れたように一度新幹線の改札付近と自由通路を経由する必要があります。
(JR西日本『広島駅構内図』(https://www.jr-odekake.net/eki/premises?id=0800613)より、管理人一部加工)
そのあたりの通路が実際のところどこに整備されるのか気になったため、新幹線改札横から、ホテルグランヴィア広島の連絡口を通り過ぎ立ち入りが許される場所まで進んでみました。
新幹線高架を南北方向に横断する通路が新たにできています!!
その先はシャッターが降りていましたが、この先で新築した駐車場につながっていると思われます。
少し遠回りではありますが、ここに停めると2階レベルをぐるりと新幹線改札付近から迂回して移動するのは確定のようです。
新幹線ラッチ内の横、駅ビル移転のため閉店した廣文館との間の通路を通ることになります。
写真左手には、従来から新幹線屋上駐車場に至るエレベーターが設置されています。
さらなる変化も。
先程の通路を進み新幹線の改札の真横で通路の拡張が行われる模様です。
ラッチ内外を分けるガラスの仕切りが新たに設けられています。
この配置を見るに、もともと団体向けの改札出入り口が設けられ広めに取られていたスペースを活用し、自由通路方面への通路として転用することで、ミナモア利用者のための通路の拡張を行うものと思われます。
改札横から。
こちらの方が分かりやすいでしょうか。
駐車場の開業に合わせるなら、こちらも遠くないうちに切り替えが行われそうです。
新広島駅ビル商業施設「minamoa(ミナモア)」および「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」は2025年3月24日の開業予定です。
路面電車駅前大橋線は、2025年夏頃の開業を見込みます。
事業の概要
【広島市】: 広島駅南口広場の再整備等