広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
新駅ビルの地下1階から9階は、カフェやコスメ・雑貨、中四国最大の飲食店街やシネマコンプレックスなど、
216テナントが集積する商業施設「minamoa(ミナモア)」として、
2025年3月24日に開業します。
グランドオープンまであと4日となった3月20日、報道機関や事業及びテナント関係者向けの内覧会が行われました。
フォロワーの方の中にも参加された方もおられるようでした。
私は参加できていませんが、
テナントや施設内の様子など、メディアを通じて多数の画像・映像が公開されたので、主要なものを紹介します。
アプリ会員向けのプレオープンは、3月21日(金)の予定です。
「初めては自分の目で見たい!」という方は、ブラウザバックしていただくことを推奨します^^;
もうSNS等で目にしているから大丈夫!という方は下にスクロールしてください
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以下にまとめます。
24日グランドオープンに向けた内覧会
【NHK】:JR広島駅 新駅ビル開業まで5日 商業施設・映画館など公開
【RCC中国放送】:新広島駅ビル「ミナモア」内覧会 約220店舗・広島初進出は約60店舗 24日にグランドオープン
【広島テレビ】:新しい広島駅ビルに217店 24日開業前にメディア内覧会
【広島ホームテレビ)】:広島駅新駅ビル「ミナモア」内覧会 SHIROなど県内初出店も
【テレビ新広島】:新広島駅ビル「ミナモア」全貌が明らかに グルメ、ファッション、癒し…約200テナント大集合
【中国新聞デジタル】:
各局・各紙ミナモアで溢れています。
建設を追いかけてきた身としては感慨深いですが、新しい駅ビルのオープンなどまだ先の話だと思っていた期間が長かったので、いまだにこうして完成した駅ビルが公開されていることに、十分な実感が付いてこないですね。
行きたいお店がたくさんありますが、これだけの注目度であればプレオープンからかなりの混雑になる予感です。
自動車は渋滞しますので、市民として可能な限り公共交通機関での来場に協力したいです。
店内の養生がほとんどとれた外観
開業まであと5日となった広島駅ビル「ミナモア」の状況です。
南口駅前交差点から。
内覧会が行われたこの日、外壁はいつもより多くの意匠照明が点灯しています。
ホテルの室内灯もところどころ灯っています。関係者の方が利用されているのでしょうか。
交差点部分の路面電車橋桁です。
ここにも、駅前大橋部分に見られたようなゲート型の架線柱が姿を現しています!
上下線が交差するシーサスクロッシングが設けられる場所なので、短い間隔で架線を支えているようです。
駅ビルの中央部分へ。
東棟1階はほぼ全体で窓ガラスのシートが外れ、店内の様子がうかがえるようになりました!
入口横にむすびの「むさし」の文字も見えますね。
そのままタクシーのりば方面へ。
タクシーのりばに面して設けられるのが「おみやげ街道」です。
エントランス。
店内に商品が入ったり窓ガラスのラッピングが行われると、本当に完成したんだなと改めて実感します。
南北自由通路の変化です。
広島駅のみどりの窓口で、大型LEDビジョンが取り付けられています!
この大きさなので迫力のあるサイネージになりそう。
スピーカーも付いているようです。
ミナモア開業を前に静かに変わっています。 pic.twitter.com/IAcBrVJZfl— 鯉党α(アンドビルド広島) (@abhiroshima) March 17, 2025
北側へ。
外壁の「minamoa」のサインも点灯しています。
北口のペデストリアンデッキまで移動してきました。
「ekie(エキエ)」の廣文館跡です。
ミナモアに移転して空いたテナントに、「ポケモンセンターヒロシマ」が入ります。
何やら赤い照明も漏れており、書店からポケモンセンターへの改装が進んでいます。
ミナモアの屋上「ソラモア広場」には、ポケモンセンターとコラボした、
「ギャラドスひろば by ポケモンセンターヒロシマ」がオープン予定です。
ポケモンを模した大型遊具などが置かれます。
3月30日までは混雑対策として入場予約で運用されるようです。
【minamoa・ekie】:ギャラドスひろば by ポケモンセンターヒロシマの入場予約について
アトリウム空間に球体LED設置へ!大阪・関西万博盛り上げる
最後に新情報です。
JR西日本は、EXPO 2025 大阪・関西万博の開催を契機として、
大阪駅、京都駅、広島駅の3駅で球体LEDビジョンを用いた空間演出を行うことを明らかにしました。
【JR西日本】:大阪・関西万博を契機とした『駅空間を活用した取組み』を展開!~球体LEDビジョン“LINQ VISION”の設置および “EXPO OSAKA STATION”の実施~
(1)球体 LED ビジョンの特徴
球体 LED ビジョンは球体状に LED パネルが配置されている独特な形状をしており、360 度
全方位からの視認ができるほか、平面のディスプレイでは表現できない、立体的な映像や没
入感のある映像を投影することができるディスプレイです。
この度、大阪駅には、屋外用球体 LED ビジョンとしては日本最大級となる 3m の球体 LED ビ
ジョンを設置するとともに、京都駅および広島駅にも 1m の球体 LED ディスプレイを設置し、
駅空間における空間演出へのチャレンジを行い、駅空間のプレゼンス向上を図ります。
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(JR西日本『大阪・関西万博を契機とした『駅空間を活用した取組み』を展開!
~球体LEDビジョン“LINQ VISION”の設置および “EXPO OSAKA STATION”の実施~』(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250319_00_press_Kyutaidisplay_satellitekaijo_1.pdf)より)
広島駅では、自由通路からそのまま繋がるアトリウム空間の西棟前に設けられるようです。
直径1mのLEDの球体は目を引くこと間違いなし。ミナモアの開業と同時に設置されるようなので、
店舗とともにこちらも楽しみにしたいですね。
都心の重心が東に寄るほどの規模と中身に盛り上がる広島駅ですが、
既存の繁華街である紙屋町・八丁堀の店舗はかなり戦々恐々としているのではないかと思います。
広島市のマスタープランにも示されているように広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区が両輪となる楕円形の都心づくりを目指しています。
幹となるJR在来線や新幹線から面的に繁華街に賑わいを波及させていくには、両地区の円滑な回遊性の確保は必須であり、それを担う公共交通アクセスの改善、利便性の向上は急務です。
今後も都心全体の発展を願い、取材を続けていけたらと思います。