広島高速5号線建設工事 <温品地区> 2018.02 新幹線車両基地内でも工事着手

広島高速5号線は、高速1号と2号が接続する東区温品の「温品ジャンクション」から、広島駅北口の二葉の里地区を結ぶ約4.0kmの都市高速道路です。
この内、1.8kmがトンネル区間となっており、
ジャンクション側(中山地区)から0.4kmは山岳トンネルでは一般的な「NATM工法」が用いられますが、
広島駅側から1.8kmはトンネル直上への住宅の地盤沈下防止のため、都市部などで採用される「シールド工法」が用いられます。

【広島高速道路公社】:広島高速5号線及び関連道路路線図

広島高速5号線は、高速1号と2号が接続する東区温品の「温品ジャンクション」から、広島駅北口の二葉の里地区を結ぶ約4.0kmの都市高速道路です。 この内、1.8kmがトンネル区間と

 

二葉の里の「広島駅北口」出入口は昨年数回更新していたのですが、
反対側の温品・中山側はあまり行けず、今回は1年半ぶりのレポートになります。

広島高速5号線(東部線)は高架橋とトンネルで構成される約4kmと都市高速道路です。 広島高速1号線の終点となる「温品JCT」と広島駅北口を結びます。 トンネル部は地盤沈下の原因

広島高速1号線の終点で、高速2号線と5号線が分岐する「温品JCT(ぬくしなジャンクション)」の様子。

 

手前に見えているのは間所出入口の料金所です。
高速5号線は暫定2車線で整備されます。ジャンクション部はこのように後々の施工性を考えて4車線分の橋脚が建てられています。

 

振り返って、県道70号「温品通り」を越える部分。

施工性の問題から、画像で見えている1本目の橋脚までの橋桁は、2010年の高速2号線開通時点で整備されていました。

 

上部工工事が進み、現在では橋桁は新幹線の車両基地手前まで伸びています。

右手に見える青い建物は、広島高速道路公社の本社です。

 

商業施設「フォレオ広島東」の屋外階段から。

先程書いたように、現在は暫定2車線の整備です。
鉄筋の橋脚も2車線分しか整備されていないので、将来4車線にする際には新たに下部工から施工しなくてはなりません。

 

振り返り、中山地区のトンネル方向を望みます。

 

高速道路の橋脚は、新幹線の車両基地「博多総合車両所 広島支所」を跨ぎ、1枚目の画像の○印のところに伸びていきます。(次回紹介予定)

作業車が入り基礎工事が始まっている状況ですね。

 

JRの敷地内になり、施工もJR(西日本旅客鉄道 大阪工事事務所広島工事所)に委託されています。

現地の看板によると、「新しい橋をつくっています」という工事が、2020年3月まで工期が設けられていることが分かります。
シールド工法を用いたトンネルの掘削工事が、2016年5月の契約締結から31ヶ月となっていたため、
広島高速5号線全体の開通は2019年度前半になることを予想しましたが、やはりその他諸々の工事を含めると2019年度末もしくはそれ以降になるようですね。

あくまでJR敷地をまたぐ高架橋工事が2020年3月の工期なので、道路の開通は”2020年内”くらいに思っておいたほうがいいかもしれません。

 

北側から。

ここを橋桁が横切るわけです。高速2号では途中に山陽新幹線の高架橋の下をくぐる箇所がありますが、ここは逆に新幹線の真上を通過することになります。

 

車両基地を抜けた先の中山地区も、高架橋工事と本丸のトンネル工事のための造成が大規模に進められています。

今回は温品地区の様子をご紹介しました。次回はそちらの<中山地区>の状況をお伝えします。

 

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