広島市サッカースタジアム等整備事業 2022.06(Vol.4)

Jリーグサンフレッチェ広島の新たな本拠地となるスタジアムが、2022年2月に広島市中区中央公園で着工しました。

広島市が主体となり整備するこのスタジアムは3万人収容で、マツダスタジアムのように多種多様なバラエティシート、VIPルーム等が設けられます。
広場および西側の河川敷エリアと、スタジアム内それぞれの回遊性を高める2層のコンコースも特徴の一つです。

広場と一体となり、旧広島市民球場跡地エリア、広島城エリアともデッキで接続し、
「まちなか」に開かれた新たなシンボルとなります。

2023年末に竣工し、2024年のJリーグ開業から使用される予定です。

 

前回の状況です。

広島市中区中央公園に計画する市のサッカースタジアムが、 2022年1月26日に安全祈願祭を終え、2月1日から建設工事を開始しました。 2024年のJリーグ開業に向けて、今後

 

 

事業概要

【建設中】広島市サッカースタジアム整備事業

 

【広島市公式ホームページ】:サッカースタジアム等整備事業の基本設計

 

【サンフレッチェ広島】:HIROSHIMAスタジアムパークPROJECT

 

 

基礎工事完了し地上部構築進む

空鞘橋付近から本川を挟んでスタジアムを望みます。

 

 

相変わらず、ものすごい数のクローラークレーンが、敷地内で作業を行っています。

 

橋を渡りきった城南通りから。

 

ちょうど南側からスタジアム本体をあおる角度。完成したときの景色が非常に楽しみです。

 

基礎工事は春に終了しており、内部ではスタジアム本体の1階部分の現場打ちコンクリートの施工に入っているようです!

 

 

サンフレッチェカラーのバックホウも活躍中!

基礎工事に用いられた杭は工場製作されたプレキャストコンクリート(PCaPC)を使用したため、あっという間に300本を超える基礎を打ち終わりました。
土台となる1階スタンド部分はこのように鉄筋が見えており、現場打ちで施工されるようです。
2階より上は再びPCaPC工法で行われるため、非常にスピーディーです。

 

こちらはスタジアム北側。

 

ここでも1階部分の躯体が確認できますね。

 

バスセンターに続く、県立総合体育館前交差点から。

ここから完成したスタジアムを想像するのも面白いです。

 

 

バレーボール場が更地に 三の丸エリアの再整備もスタート

先程の県立総合体育館前交差点からすぐ近く、広島城の南東角にあった広島市中央バレーボール場が廃止・解体されました。

 

驚きました。すでに更地になっています。

ここは、「三の丸エリア」にあった大型バス駐車場の移転先となります。
広島城の入口であり中央公園広場エリアとデッキを介して隣接する「三の丸エリア」は、
スタジアムの整備に合わせ、広場エリアと同様に「Park-PFI」の手法を用いた物販・飲食・交流のための広場に再整備されます。

 

(2021年9月、管理人作成)

広島市は中区の中央公園内にある中央図書館など計7つの施設について、 再配置及び移転・統廃合の方向性をまとめました。 現在の市中央図書館と併設する映像文化ライブラリー、こども

 

三の丸エリアの駐車場は、修学旅行生を平和公園で降ろしたバスが駐車するスペースとしても使われていました。

 

広島市中央バレーボール跡地に整備する大型車駐車場は、2023年春に完成する予定です。

 

現在の三の丸駐車場。

6月13日には一部閉鎖され、三の丸エリアと中央公園エリアをつなぐペデストリアンデッキの建設工事に着手したようです。

(中国新聞『広島城の観光バス駐車場の閉鎖撤回 三の丸、縮小しつつ半年継続に業者「ほっとした」』より)

 

広島市サッカースタジアムは2023年12月末の完成予定です。
東側の広場エリアも並行して整備を進め、2024年8月の全面開業を見込みます。

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