「新白島駅」はJR山陽本線の広島~横川間、広島高速交通(アストラムライン)の白島~城北間にそれぞれ建設される新駅です。
両者の乗換駅として2015年3月14日の開業を予定しています。
【広島市】:白島新駅設置の取組状況
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:白島新駅(仮称)建設工事
前回の状況です。
新白島駅建設工事 2015.02(Vol.21) 駅舎ほぼ完成!サインや”シェル”内部など
待ち望んだ新駅の開業まであと2日となりました。
新聞やテレビで取り上げられる頻度も高くなってきております。
開業前の最後の更新として、本日行くことができましたので早速ご紹介します。
南側から全体です。
JRとアストラムの連絡通路を覆う、なんとも特徴的な「シェル」は全て足場が撤去され全貌があらわになりました。
一般の方々の注目度も高いようで、ソーシャルメディアではナウシカの王蟲とか、ちくわみたいと言われているようです(笑)
都会の中にいきなり有機的な曲線をもった物体が現れるので確かに不思議な感じです。
ガラス張りになっている中央分離帯から中を覗いてみました。
案内板も設置されこちらはほとんど完成しているようです!
シェルによる高い吹き抜けと丸い穴から降り注ぐ不規則な自然光がかなり独特な雰囲気を創りだしています。
ちなみに9日の中国新聞によるとこの円形の窓は全部で36箇所あり、そのうち8箇所はガラスの無い「穴」となっているようで開放感のある設計になっているそうです。
目の前に見えている地下の空間がアストラムラインのホームになります。
両側に少しくぼんだホームドアが並んでいます。ホームドアは他の駅のものと同一ではなく、天井近くから足元までほとんど全面ガラスのドアになっているようです。
アストラムラインは各駅ごとの色が設定されています。(7色をローテーション)
ドア上部をよく見ると、新白島は地名にも入っている白かな?
自動改札は5レーン用意されているようです。
アストラム新駅から連絡通路・JR新駅の方へ進みます。
両新駅を繋ぐ連絡通路の上屋(屋根)は入札不調により夏頃にずれ込むことが明らかになっています。
それまでの間は階段部分は屋根無し・エスカレーター部分はアクリルの波板で凌ぐようです。
かなり”仮設感”がありますがこれは仕方ないですね…。
エレベーターは南側がガラスカーテンウォールになっており太陽光を取り込みます。
連絡通路を上がった東側がJR新白島駅(下り岩国方面)の入り口になります。
国道の東側から、そのJR新駅を目指します。
階段・エスカレーターが形になり、サインも登場しました。
JRは方向によって改札口が違うので、特に分かりやすい案内が必要です。
階段の造りは簡素ですがそこまで安っぽさは感じません。
南口駅舎前です。
マイカー等の乗降スペースになる場所です。まだ完成していません。
これまで様々なプロジェクトをレポートしてきましたが、ここまでギリギリなのは私も初めてです。
フェンスでよく見えませんでしたが、連絡通路部分もまだ舗装工事が行われている段階だそうです。
急ピッチで作業をされている関係者の方々には頭が下がります。
完成まで安全に遂行していただきたいです。
南口東側でも急ピッチで駐輪場の整備が進められています。
北口に移動しました。
ほぼ完成していた北口駅舎の目の前には駐輪スペースのようなものができていましたが、やはりこちらもまだ完成には至っていません。
構内には「宮島口・岩国方面 緑井・可部方面には行きません。」という案内も加えられています。
こちらは同じ北側の国道を挟んだ西側まで移動しました。
長らく、上りホームを建設するための作業ヤードになっていたこの場所に、元の公園が復活しました。
ここはほとんど完成です。
新駅の開業により国道沿いには新たにバス停も新設されます。
ほぼ形になっていると言えるでしょうかね。掲示板もスタイリッシュです。
バスセンターから福山方面に向かう高速乗合バスを始め、複数のバス会社がこの「新白島」に停車することを発表しています。
【広島県バス協会】:事業者からのお知らせ
今回は以上です。
新白島駅は2日後の開業を前に今日報道公開された他、10日には避難訓練も行われたようです。
【NNNニュース】:新白島駅 開業目前
【NHK 広島 NEWS WEB】:「新白島駅」開業前に訓練
3月14日のダイヤ改正で誕生する新白島駅では、
9時30分から開業記念式典が、JRの新型車両227系出発式とともに開かれます。
新駅の記念入場券の発売も行われるとのこと。
詳しくはアストラムラインのホームページを御覧ください。
【公式】:広島高速交通株式会社
全部で29枚アップロードしています。
【Flickr】:2015/03 新白島駅建設工事