「新白島駅」はJR山陽本線の広島~横川間、広島高速交通(アストラムライン)の白島~城北間にそれぞれ建設される新駅です。
両者の乗換駅として2015年3月14日の開業を予定しています。
【広島市】:白島新駅設置の取組状況
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:白島新駅(仮称)建設工事
前回の状況はこちら。
新白島駅建設工事 2015.01(Vol.20) JR北口があらわに
まずは北口駅舎の様子です。
いよいよ開業まで1ヶ月を切りました。
前回大部分があらわになった北口はほとんど完成した状態にまで仕上がっています!
大きく取られた窓ガラスには「3月14日開業」お知らせが貼り出されています。
歩道側に張り出す庇もこの通り形になっています。等間隔にLEDのダウンライトが仕込まれていました。
駅名板も立体感があってカッコイイです。
夜間は文字のバックが光りそうですね。
この時はシャッターが閉められておりましたが、左側(歩道側)に2階改札レベルに上がるための階段があります。
サインは広島駅などで採用が始まった、黒いバックに白文字の新しいタイプ。
もちろんラインカラー・路線記号も合わせて表示されています。
内側から。
駅舎部分の地面は最近のJR駅で見かけるようなタイルが敷き詰められています。
大きな窓のお陰で明るさはもちろん開放感もかなりありそうですね。早く入ってみたいです。
南口に周ります。
新駅に伴い国道54号線に設けられるバス停の整備が始まりました。
画像右手のJR南口駅舎側では、歩道橋へ上る階段やエレベーターの設置も始まっています。
また画像左手では歩道橋からアストラムの新駅へ移動するためのエスカレーターやエレベーターの設置が始まっています。
一気に動き出しましたね。
南口駅舎側のエレベーターです。
南口駅舎もほとんど完成していると思われます。
駅舎の東側には小型のエキナカ店舗「セブンイレブン キオスク」※「セブンイレブン キヨスク」が設けられることが分かりました。
この区間をよく乗っている方なら、もうお気づきの方も多いかもしれませんね。
(※)訂正致しました。
振り返ってアストラム側を見てみました。
バス停建設のため側道の植栽が撤去されたことにより、かなり見通しが良くなったように感じます(笑)
それから、お気づきのようにJRとアストラムの両新駅を結ぶ連絡通路にかかる「シェル」が一部姿を表し始めています!
次々に足場が外されていくようだったので、今はもうちょっと見える範囲が広くなっているかもしれません。
当然ですが丸い穴に取り付けられるガラスも、円にカットされているんですね。
手前に大きく開いた、中央分離帯方面からの入り口の奥は券売機スペースでしょうか。
南側から中央分離帯に移動しました。
こちら側の足場はほとんど無くなりましたね。
フェンス越しに吹き抜けの内部が少しだけ見えるようになっていました。
おおー!やっぱり不思議な空間です。
結構色々なものが吊り下げられているんですね。
ズームした画像に写るガラス張りのエレベーターの少し奥が、アストラムラインの改札口になります。
左側1/3位には駅務室が設けてあります。
手前のエスカレーターを降りた空間がアストラムに乗り降りするプラットホームです。
外側に奥まった箇所がありますが、これがホームドアの位置になると思われます。
改めて見ると、現在立っている位置、つまり南側にガラス張りの窓が設けられるのでかなり自然光が入り込むことが分かります。
シェルの内側も白いので、昼も夜もそこそこ明るいのではないでしょうか。
これは楽しみです。
簡単に国道西側の状況も紹介しておきます。
こちら側でも北方面に向かうバス停の整備が始まっています。
JRの線路に向かって北に進みました。
連絡通路に至る歩道橋の西端です。
こちら側でもエレベーターの設置が始まり、階段にはようやく手すりが付きました。
この先の歩道ですが、少しルートが変わっています。
作業ヤードとして使われていた公園を再度整備するため、国道側の歩道と本川側の遊歩道との行き来が一時的にできなくなりました。
ホームの上屋にはこのようなパネルが。
本当にいよいよですね。(ちょっと簡素過ぎる気もしますが…)
最後に、この新駅が最寄り駅となる広島県立文化芸術ホール、通称「上野学園ホール」。
この日はちょうど「スキャンダル」のライブがあったようです。
立派なホールでありながら、今まではアクセスの不便さが目立っていました。
新駅開業後はJR駅の沿線になるので広域から格段にアクセスしやすくなります。
ここだけでなく崇徳高校や基町高校、安田学園などの学生さんも便利になりますね。
「新白島駅」は3月14日に開業します。
フリッカーへアップロードしました。未掲載画像含め33枚あります。
【Flickr】:2015/02 新白島駅建設工事