白島新駅(仮称)はJR山陽本線の広島~横川間、広島高速交通(アストラムライン)の白島~城北間にそれぞれ建設される新駅です。
両者の乗換駅として2015年春の開業を予定しています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:白島新駅(仮称)建設工事
前回の様子はこちら。
白島新駅建設工事 2014.05(Vol.11) 連絡通路部分に着手!
国道54号線南西側から全体です。
順調に工事は進んでいるようです。
中央分離帯から奥の方を見てみます。
前回姿を現したJRとアストラムラインの両新駅を連絡する通路部分です。
真正面から望遠で撮っているので立体感はあまり無いですが、真ん中の階段のスラブにコンクリートが打たれています。
中央分離帯の手前に目を落とせば、アストラムラインの新駅プラットホームの建設現場を間近に見ることができます。
鉄筋が多数配置されているのが分かります。地下駅の躯体が構築されていきます。
さて、国道の西側からJR新駅に向かって進みます。
階段の部分に鉄筋コンクリートの「壁」ができていますね。切れ込みがあるのはどういう意味があるのでしょうか。
エスカレーターは階段の手前のスペースに設置される予定です。
さらに北へ進んでJRの線路の北側に移動しますが、前回紹介した通り、これまで使用していた歩道がホーム建設のために通行止めになりました。
前回までは54号線の車道に近い画像右手が通路でしたが、5月19日からこの画像奥の川沿いの歩道に切り替えられました。
奥へ進みます。
右手の道から進んできました。正面の歩道が迂回路となります。
最終的には着工前と同じように、こちら側の遊歩道と先ほどの車道に近い歩道の2ヶ所通れるようになります。
では、久しぶりに通れるようになったこちら側の歩道を進み、線路の北側へ移動します。
線路を抜けてすぐ、東側広島駅方面を見た構図です。
前回架設されたのを確認した上りホームとなる桁が、シート類も撤去されて仕上がっています。
旧太田川のギリギリ手前まで行ってみると、上りホームの東端を見ることができます。
落下防止の金網が既に設置されています。現実感が増してきますね。
それにしても、できてみると地上からこんなに近いのかと少し驚きました。
ほぼ同じ場所から、広島方面の少し先の方を見てみました。
鉄骨製の下りホームの上屋が並んでいるのが分かります。この後また紹介します。
線路北側の国道沿いの歩道へ移動します。
6月3日深夜から4日の早朝にかけて、国道の可部方面の通行止にして上空のプラットホーム桁の架設工事が行われました。
重なっているので分かりにくいですが、在来線の線路の手前に平行して先ほどの部分と同じI型鋼の橋桁が渡されています。
車道とアストラムの軌道上空部分は万が一落下物が無いように厳重に足場やネットで覆われています。
続いて、同じ線路北側で国道の東側(紙屋町方面)の様子です。
完成時はここが上り・広島方面の駅舎となります。
まっすぐ進めば既存の連絡通路から南側へ移動できますが、その上空でこちらもホームの上屋の建設が進んでいました。
こちらは連絡通路に入る手前を左に進んだ、最初のガード下です。
数回前から近隣住民への目隠しとなるフェンスの骨組みが設置された状態になっていますが、
その奥では下り横川方面のホームが完全に形になっているのがはっきり確認できます!
お金も場所も限られるので、つくりはかなり簡素になりそうですね。
このガード下をくぐり再び線路の南側へ移ります。
土が盛られて、新たな土台が形になっています。
前回ここに設置されていた細長い棒を、「柱になるのでは」と書いてしまいましたが、盛土になったということは既成杭のような役割を果たすものだったようです。(画像)
最後に、国道側から全体を。
ホーム屋根の様子もよく分かります。大掛かりな工事になったと改めて感じますね。
白島新駅(仮称)は来年3月のダイヤ改正にて開業する予定です。
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