広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。
西側のコンコース部分は、今年秋に供用開始になります。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島橋上駅新築他工事 (南北自由通路・店舗増設)
前回の様子はこちら。今月初旬です。
広島橋上駅新築他工事 2014.06(Vol.33) 2番ホームのエスカレーターほか
今回は1番乗り場の様子から。
現在の跨線橋から見る、新しいコンコースの階段付近の様子です。
実は帰宅してから撮影画像を眺めている時に気がついたのですが、左手の駅ビルASSEに長方形の穴が開けられています!
コンコースと駅ビルとの連絡通路になる部分ですね。
ツイッターを見ていると、駅ビル開業時から店を構える「カフェ風車・生そば処水車」さんの公式アカウントからこのようなツイートがありました。
広島駅!アッセ側と新幹線口とは今こうなってます♪ pic.twitter.com/vcGhD5tuoa
— カフェ風車☆生そば処水車 (@fusha5050suisha) 2014, 6月 22
これはとてもとても貴重な写真です!
新しいコンコースと駅ビルとの連絡通路を真上から撮影されておられるようです。
奥に伸びているのが新しい乗り換えコンコースです。通路部分の天井はかなり高くなることが分かりますね。
ずっと吊るされたままの状態だった、1番乗り場へ降りる階段はようやく固定されました。
手前の開いているスペース(赤い鉄骨がL字型に折れ曲がっている所)には片方向のみのエスカレーターが設置されます。
反対方向のエスカレーターはコンコース西側の横川方面に降りる階段に設置されます。
4,5番のりばに移動しました。
エスカレーターを降りてすぐの地点です。
工事中である柵の向こうを覗いてみると…
この乗り場にも階段とエスカレーターの設置が始まりました。
前回はちょうど隣の2,3番のりばに設置されたところでしたね。
これで一応全てののりばに新コンコースからの階段・エスカレーターが設置される事になります。(1番のりばはエスカレーターのみ未設置ですが)
隙間からですが、エスカレーターの先のコンコース空間を何とか見てみます。
2017~8年度の工事完了時には、ここを上って左側にUターンした所が中央改札となります。その先が幅15m、長さ180mの南北自由通路です。
横川方面に進んで、このエスカレーターを裏から見てみました。
右の開いているスペースにもう片方のエスカレーターが設置されるはずです。
ところで、前回設置された2,3番のりばと比べて、エスカレーターと階段の配置が逆になっていますよね。
あちらは南口に近い方(番数が若い側)に階段、北口に近い方にエスカレーターという配置でした。(画像)
2階コンコース上の人の動線などを考慮しての配置なのでしょうか。
上の画像から180度振り返れば、西側(横川方面)に向かってホームへ降りる階段とエレベーターが設置されます。
確か以前までは階段の手前で行き止まり(立入禁止)になっていたのですが、今回人が歩けるスペースができておりましたので、
「立入禁止」の掲示やセンサー式の警告機器が無いのをしっかりと確認いたしまして、この先の横川方面に進んでみました。
右奥から進んできて振り返って撮影しています。
ここは工事が始まって以降は初めて訪れました。ちょうど、先ほどのエスカレーターとは反対側に設置される階段付近の様子です。
橋上駅舎のコンコースとして今組み上げられている鉄骨の建物の外側になりますので、太陽光が差し込んでいます。
階段の様子です。
階段面はビニールで覆われているので、仕上げに近い段階だと思われます。
ここから3番のりばの方向を見てみます。
以前、階段の先に飛び出た所に組み立てられている四角形の鉄骨は何だろう?ということを書いていましたが、ホーム屋根で間違いないようです。
橋上駅部分はちょうど階段を降りたところで終わりですから、その先はホーム屋根が必要となります。
この画像の右端を見ると既存のホーム屋根とボルトで接続されているのが分かります。
これより先も屋根を新しくするのかどうかは、もう少し時間が経ってみないと分かりませんね。
(確か岡山駅はそのまま使用していました。)
邪魔になってもいけませんので、そろそろ自重して戻ります。
7,9番のりばにやって来ました。
新設のエスカレーターを通り過ぎた、コンコースの真下から撮っています。
こちらでも天井板を取り付けるための器具の設置が始まっています。
あの四角いディーゼル車用の排煙ダクトは一応天井板に隠れる形になるようです。
同じく天井板で目隠しされるケーブルラック。
もう実際にこれを使ったケーブルの配線が行われています。
供用開始が近いことを実感しますね。
では、新幹線口の屋上へ移動します。
全体を紹介する前にまず、現在の跨線橋から東側のホームの様子です。
今のホーム屋根に書くホーム3箇所ずつ穴が開けられています。仮の屋根で銀色になっている部分です。
昨年末あたりから、7,9番のりばを最初にして順次工事が行われていますね。
この屋根の下には掘削機が居るのを何ヶ月か前から確認していますので、こちら側にできる商業施設部分の基礎工事も準備段階ながら始まっているようです。
今年の秋頃には現在建設中の駅コンコース部分が開業しますので、今後こちら側の変化にも注目したいです。
それではいつものパノラマです。
なんと、こちら側にもホームへ降りるエスカレーター部分の天窓が姿を現しています。7,9番のりばですね。
前回までコンコースの西側で確認できていた天窓はまだ窓枠のみでしたが、ガラス板も取り付けられています。
西側から。
こちらも窓枠にガラスが付きました。
手前右側の拡張部分も形になってきました。在来線と新幹線の乗り換えスペースとなる部分です。
少し前までここにとてつもなく巨大なクレーンが居たというのに早いものですね。
今回はこれで以上です。
先日JR西日本から新型車両227系の正式発表がありました。2018年度までに276両が導入され現在の115系など大半を置き換える計画です。
広島駅の改良工事は2014年秋にコンコース供用開始、2017年度は自由通路開通、そして2018年度に橋上の商業施設開業というスケジュールになります。
完了する頃にはほとんどが227系になっているというわけですか。(^_^)
南口と北口の再開発も同時に進みます。広島では過去にないほど、短期間であらゆるものが生まれ変わります。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島橋上駅新築他工事 (南北自由通路・店舗増設)