可部線電化延伸、開業は1年先延ばしか

昨日の中国新聞からです。
2015年3月の電化延伸開業を目指していた可部線の可部~旧河戸駅区間ですが、
国との調整が難航していることから1年遅れる可能性があることが分かりました。
 
【中国新聞】:可部線電化延伸、1年遅れも (以下転載)

 2015年3月の開業を目標としていたJR可部線可部―旧河戸間(広島市安佐北区)の電化延伸計画が1年遅れる可能性があることが11日、分かった。踏切の新設などをめぐり国との調整に時間が掛かっていることが原因。JR西日本は近く国に申請する予定だが、15年春のダイヤ改正には間に合わない状況だ。
 
 関係者によると遅れの原因は、国が安全面から原則、新設を認めていない踏切を、住民の要望で3カ所初めて復活させるため、国との調整が必要となっているという。
 
 電化延伸は大幅なダイヤ改正を伴う。当初市とJRは、15年3月の開業に向け、今夏までに国土交通省に事業許可を申請し、早ければ秋に古いレールの撤去などに着手する計画だった。同年春のダイヤ改正を開業のタイミングに見込んでいたが、事業申請が遅れたため着工が遅れ、翌年春の改正にずれこみそうだ。
 
 電化延伸計画の対象となっている可部―旧河戸間は、03年11月末に廃止。周辺の人口増を踏まえ13年2月、市とJRが電化による復活で合意した。総事業費は約27億円で、国から3分の1の補助を受けて市が負担する。

(ここまで)
 
ここまで詳しく書かれているということは15年3月のダイヤ改正に間に合わせることはほぼ不可能なのでしょうね。
白島新駅開業と同じタイミングの予定だったのですが残念です。
 
先日の東部地区連続立体交差縮小の時も思ったことなのですが、
現在国交省は
新設される鉄道に原則踏切の設置を認めていないんですよね。
知りませんでした。
 
今回の場合、”廃止区間の復活”がどういう扱いになるかがポイントになりますが、
全て新設扱いということでストップしてしまったということでしょうか。
 
コメントでカナデさんにも頂きましたが、
10年経ってしまったとはいえ、それまでは同じ環境で列車が運行されていたことを踏まえて、もう少し柔軟な判断をしてもいいのではないかと思いますね。


 

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