海田市駅は高架化せず…東部連続立体交差”見直し案”

書くネタが色々降ってきていますが、まずはこちらから。
 
このブログでいつもお世話になっている若林新三広島市義のブログによりますと、JR山陽本線の「広島市東部地区連続立体交差事業」の見直し案がまとまりました。
当初向洋駅と海田市駅、そして海田市駅から少し先までを含む約6.3kmを高架化する計画でしたが、
この見直し案では
海田市駅は高架化せず向洋駅周辺の約2kmのみを高架化するものへと変更されました。
 
【若林新三 WEBSITE】:東部連続立体交差事業の見直し案まとまる
 
jr-kousa.jpg
見直し案概要東部連続立体交差事業の見直し案(抜粋)より)
 
 
M-200-04.jpg
当初案パンフレットアーカイブスより)
 
 
廃止される踏切は当初の16ヶ所から6ヶ所に減りましたが、海田市周辺には跨線橋が2箇所とアンダーパスを1ヶ所新たに設けるようです。
当初960億円を見込んでいた事業費は4割削減し570億円になります。
着工時期は明示されていませんが区間が完成するのは工事に着手してからおよそ10年後となる模様です。
 
 
広島駅や白島新駅事業に集中投資をしている状況であまり強くも言えませんが、この大幅縮小はかなり残念です。
結局2本の跨線橋とアンダーパスを建設する場所の踏切は廃止になるでしょうから、合わせると予定していた16ヶ所の内9箇所を差し引いた7箇所の踏切はこれからも残るということになります。
跨線橋を上空に造るということはその部分はもう物理的に高架にすることはできなくなるということですからなおさら残念です。
 
海田市駅周辺では高架のためにかなり用地買収も行われていたにも関わらず、です。
 
とはいえこの2kmだけでも事業費は570億円。
万人の不満を解消するのは難しいですが、今後はとにかく早期着手を目指して行かないと本当に何も進まないのかもしれません。

今後も見守っていきたいです。


 

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