広島駅の北口では、建設中の自由通路に直結するペデストリアンデッキと新幹線ビルの増築、広場機能の再配置を行う工事が行われています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
少し遅くなりましたが1月末に撮影した状況の紹介です。
前回12月の様子はこちら。
まずはお知らせです。
ペデストリアンデッキの建設と共に進められてきた、北口駅前広場の配置転換について、
2月10日(金)の始発から、バスのりばの一部が変更となります。
広場のほぼ中央を閉鎖して行われていた新しいバスのりばがいよいよ共用を開始します。
バスレーンは中央ペデストリアンデッキよりも東側に回り込むように通ります。
着工前にこの付近にマイカーの送迎スペースがありましたが、新たにできるのりばは、それよりさらに西側(シェラトン寄り)になります。
供用開始が近づきほぼ形になりつつある、のりばを中心に紹介します。
まずは駅ビル側のペデストリアンデッキから、広場中央付近を見ています。
画像の中央付近で、現在柵が設けられているところが新しいロータリーになります。
ロータリーに入ったバスは、デッキの下をくぐり反対側へ回るように。
この時点で上屋はもう完成状態で歩道のタイルも一部敷設されています。
2月4日現在では、車道のアスファルトも整っていました。
以下は、この付近を3日夜に撮影したものです。
かなり雰囲気が変わりましたね。
以前の北口にはなかった「ターミナル感」が漂います(笑)
お知らせの平面図によると、中央デッキの下に設けられた島式ののりばには今のところ定期便は乗り入れないようです。
北口に多い、修学旅行などの団体バス専用の乗降場になるのではないでしょうか。
他よりも広い階段もそう感じさせる一つです。
広島空港リムジンバスののりばは中央デッキ下部の二葉通り側に設定されます。
のりば付近には発券機を設ける新しい建屋がつくられていました。
階段下のスペースに設けられます。
今更な話ではありますが、広場の中にすべてのバス会社の共用切符売り場、兼待合スペースのようなものを作ることはできなかったのでしょうか。
山陰地方や福岡、大阪など各都市間高速バスも乗り入れるため、
これとは別に切符売り場が駅の何処かに必要になります。(現在はJRバスの切符売り場、スワロートラベルが北口駅舎内2階にあります)
これといった待合室も設置されない予定です。
二葉の里5街区再開発で建設中の、大和ハウス複合棟に高速バスの乗降ステーションが設けられるという話もありましたが、詳細がまだ分かりません。
市としてはメインの高速バスのターミナル機能はあちらに移すことを考えている可能性もありますね。
こちらは広場西側部分。
完成時のタクシー乗降スペースです。
2月10日以降はこちらでバスの乗り降りはしなくなるので、マイカーおりば以外のほとんどのスペースは工事ヤードになります。
タクシープールなどを整備する必要があるので、実際にタクシーがこちらに移転するのはもう少し先になりそうです。
新幹線口駅舎全体から気になったことを。
ペデストリアンデッキより上の駅舎外装が足場で覆われ始めています。
新幹線開業時からほぼ変わっていないと思われる外壁のリニューアルでも始まるのでしょうか。
広島駅界隈は、矢継ぎ早にリニューアルが実施されますね。
終わりは、北口2階、改札外コンコースの変化。
新幹線の北口改札を出て正面の部分です。
未実施だった高架橋の柱の美装化が完了していました。(2枚目の写真)
12月頃、天井のリニューアルが完了した区画ですが、高架を支えるRCの梁が一部分だけ飛び出ていた箇所がありました。
1月に入りその部分にも手が加えられ、綺麗にまとめられています。
期待されるのはこの内部に大量のLEDが設けられていることです。
広島駅北口2階改札外コンコースです。飛び出した梁によって統一した化粧板が設置されていなかった部分に変化がありました。
LEDの照明が大量に取り付けられています。1・2階出口にあるような面発光するガラスの照明になるのではないかと思います。 pic.twitter.com/X5sVOZYTxt— 鯉党α (@abhiroshima) 2017年1月18日
この通り、まだ稼働する様子はありませんが、完成時には側面と下面は、入口の光のゲートのようなイメージで光るのではないかと思います。
次から次へと新しい変化が広島駅には起こっています。
2月10日(金)からいよいよ新しい広場構成でのバスのりばが供用開始です。
週末に改めて取材に行ってきます。
北口広場の全体の完成時期は、2017年9月末の予定です。