広島駅北口改良工事 2017.10(Vol.53)<北口ロータリー編> 駐車場オープン!広場機能は全て完成

広島駅を南北を繋ぐ自由通路の整備に合わせ、北口では2013年から
新幹線ビルの増築、駅構内のリニューアル、周辺街区に接続するペデストリアンデッキの整備、ロータリー内の機能再配置を行う工事が行われてきました。

2017年10月1日、ついに北口ロータリー内の駐車場が開業し、機能再配置が完了を迎えました。
また同時に、この工事で増築されたビルの中に整備が進められていた「広島駅総合案内所」もオープン。

今回はこの2つのトピックを中心に<総合案内所編>、<北口ロータリー編>の2つに分けて紹介していきます。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場

前回、<総合案内所編>を更新しました。

広島駅を南北を繋ぐ自由通路の整備に合わせ、北口では2013年から 新幹線ビルの増築、駅構内のリニューアル、周辺街区に接続するペデストリアンデッキの整備、ロータリー内の機能再配置を

 

前回、9月の様子はこちら。

広島駅を南北を繋ぐ自由通路の整備に合わせ、北口では2013年から周辺街区に接続するペデストリアンデッキの整備、新幹線ビルの増築、ロータリー内の機能再配置を行う工事が行われています。

ペデストリアンデッキ中央付近から、北口広場内のマイカースペース全体を。

2017年10月1日(日)、広場内で再整備していた「広島市市営広島駅新幹線口駐車場」がオープンしました!
この駐車場のオープンをもって北口広場内の全ての機能が再配置され稼働を開始したことになります。
駐車場は2014年4月以来、約3年半ぶりに復活しました。

今回からタイトルを少し変更しました。 広島駅新幹線口(北口)改良の様子です。 建設中の南北自由通路と通じるペデストリアンデッキの整備、新幹線口駅舎の増築工事、広場内のレイアウト変更

 

ペデストリアンデッキ階段から、駐車スペースの北側を。

開業初日にも関わらず非常に多くの利用があり満車が続く状態もありました。

14年4月の駐車場閉鎖以降、ロータリーは「降車専用」として運用され、
ロータリーに少し車を止めて人を待つことができなくなりました。

本格運用となった今でもそれは継承されるようです。
そのため、一時的ですが車いすスペースで乗り降りさせたり、画像右手の降車スペースでの降車に時間がかかった車両の後ろに車列ができる状況も起きています。
レーンにポールが立っているので追い越すこともできないんですよね。

スペースも限られるので基本的に待つ場合は駐車場に止めてもらう事を原則としてもらうのは理解できますが、
周辺道路への路上駐車も見受けられますし、2,3台でも乗り降りのために一時停車できるスペースはあった方がいいのではないかと思いました。

駐車場は利用開始初日の日曜日からこの高い稼働率。
大型連休などではスムーズに停めるのは難しそうですね。
今思えば、福山駅や岡山駅のように立体利用はできなかったのかと。
あまり広くないこの広場内だけでは難しいでしょうから、東側シェラトンホテルの車寄せの路地を丸ごと地下へのスロープにして、ホテルのエントランスの他、一体的に市営駐車場として整備、出口は北口広場内へ接続するようにすれば地上ももっと有効活用できたのになと、今更妄想。。

 

マイカー降車スペースから。

 

駐車場の精算機はここにあります。
精算機の隣にはプリペイドカード・回数券を扱う自動券売機も設置されています。

外周路はこの通り、駐車場待ちレーンと降車レーンでポールが設置されており、追い越しができません。

 

ペデストリアンデッキを渡った二葉の里地区から。

 

殺風景だった広島駅北口は、本当に激変しました。

 

新大阪・東京方面に向かう新幹線と。

 

 

既存の植樹帯は撤去されずに残されました。

 

座って休憩できるスペースが増えました。

 

上の撮影ポイントから左を向いた構図。
イオンモール広島府中へのシャトルバスの発着場所が、手前のピンクのバス停の位置に変更になりました。

10月2日から変更されたようです。撮影日の10月1日までは、ペデの階段を降りた一般のバス停に停車していました。
北口広場を一から再配置して立派なロータリーができたにもかかわらず、いまいち集約しきれませんね…。

 

こちらは先程撮影のために渡ったペデストリアンデッキの、広場側階段。

 

歩行者やバスを待つ人と自転車の動線を分離するため、自転車道が車道側に整備されました。
そもそも空港リムジンバスをこんなところで待たなければならないのはあまり望ましいとは思いません。。

ただ、他の都市間高速バスは、建設中の大和ハウス工業「(仮称)広島二葉の里プロジェクト」に
整備されるターミナルに発着するようになるようですので、それまでは様子見です。

 

もう一つ、駅舎側でも変化が。

 

 

これまで仮囲いに覆われていた、1階コンコースの残りの部分が見えるようになっています。
おみやげと飲食が中心になる「ekie」2期エリアはこのガラス張りの増築部の中にオープンする計画です。

 

駅舎内の階段側から。

もうすぐここの仮囲いが開けて、広大なコンコースがあらわになりますね。

 

バスロータリーも細かい変化が色々。

大型サインの隣に、視覚障害者向けの触地図が設けられています。
バスを待つためのステンレス製のベンチも概ね全て設置されたようです。

 

ということで、広島駅北口の改良は無事に大きな節目を迎えることができました。
工事自体はほぼ4年がかりでした。

今回から広島駅北口(新幹線口)広場の再整備の状況を個別にレポートしていきます! 北口広場の再整備はペデストリアンデッキの建設の他、バス・タクシーとマイカーの混雑を緩和するために行わ

長かったですが、その間にペデストリアンデッキが建設され、広場の機能がごっそり東西で入れ替わり、駅ビルが増築されるなど、
大きな変化が凝縮された工事でした。

 

北口関連では、先程書いたように、1階コンコースの整備や増築した区画を含む駅舎東側一帯の商業施設(ekie2期)のオープンがまだ控えています。

北口広場再整備に係る「広島二葉の里地区新幹線口中央ペデストリアンデッキ設備その他工事等」とは別事業にはなりますが、
広島駅北口の変化として、これからも追いかけていきたいと思います。

 

 

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