西広島駅再開発 2019.06(Vol.2) 『ひろでん会館』解体 JR仮駅舎工事も進む!

広島市の西で、JRと広島電鉄が接続する西広島駅では、
アストラムラインが延伸されるのに合わせ、一気に駅本体と周辺のブラッシュアップが一気に動き出しています。
・JR西広島駅の南北自由通路の整備・橋上駅舎の整備(2022年度末開業予定)
・駅南口の約1.8haに、商業・教育・交流施設や100m級タワーマンションを建設する再開発(当初2022年度開業予定)
・アストラムライン西広島駅までの延伸整備と、北口一帯区画整理(2030年前後接続予定)

コメントで教えていただきました。 遅くなりましたが、ありがとうございます。 広島駅から岩国方面へ3駅、将来アストラムラインの延伸先となるJR西広島駅の周辺で、 市街地再開

 

前回の状況です。

西広島駅の周辺では、建物の老朽化が進み賑わいも失われている現状を受け、 地権者らによる再開発構想が動き出しています。 広電西広島駅を中心とした約1.8haの区域に、 100m

今回の記事は2019年6月下旬に撮影した画像です。少し遅くなってしまいました。

JR西広島駅南口広場から、広電西広島駅方面を望みます。

 

景色が以前と全く違います!

久しぶりに来て驚きましたが、広場向かいの正面にあった「ひろでん会館」の解体が進み、完全に姿を消していました。

 

北東側から。

街区にぽっかり空間が生まれ、空が見えるようになりました。
再開発される実感がグッと高まります。

 

跡地の北側を通り、広電西広島駅に近づきます。

 

「ひろでん会館」跡地と、広電西広島駅から路地を挟んだエリアも再開発予定地です。
このあたりの光景は数年後全く違うものになっていると思われます。

 

広電西広島駅から見る「ひろでん会館」跡地。

以前はビルを通り抜けてJR西広島駅方面に行くことができていました。

 

続いて、宮島街道南側から。

 

以前も書きましたが、宮島街道が面する東側は駅舎とを隔てるようにシャッター街が続いているので、
ここは解体するなどして、もっと交通の結節点として分かりやすく親しみやすいものにしてほしいです。

 

平和大通り方面に移動し、新己斐橋付近から。

 

将来はJR西広島駅の自由通路からペデストリアンデッキがひろでん会館跡地の再開発ビルに繋がり、
90度折れて広電西広島駅に降りるような歩行者動線になります。

ひろでん会館の再開発は、JR利用者と広電利用者を繋ぐハブ的な役割を担うことになりますね。

 

「ひろでん会館」跡地や、JR駅側街区一帯まで含む再開発事業は、
2017年4月の当初報道では、”早ければ2022年度の完成を目指す”とされていました。

そのスケジュールに乗るならば、そろそろもっと具体的な計画の概要や進捗などが明らかになってもいいと思いますが、
なかなか情報が表に出てきませんね。もう少し静観したいです。

 

 

さて、JR西広島駅にも動きが出ております。

JR西広島駅については今年2月、広島市から駅の橋上化と南北自由通路を整備する計画の概要が明らかにされました。

広島市は、バリアフリー化されていないJR西広島駅について、 南北自由通路を設け、橋上駅舎を建設する計画を進めています。 1日、中国新聞を通じてその完成イメージと大まかな仕様が明
広島市は、デルタ西の結節点であるJR西広島駅について、 南北自由通路と橋上駅舎を整備する計画を明らかにしました。 1日に中国新聞を通じて公開されたイメージ図などをもとに記事を書

【広島市】:西広島駅自由通路等の整備について


南口イメージ(広島市)

 


南口側から北口方面のイメージ(広島市)

 

南口広場から、現在の改札がある付近とは反対側の北東側に目を向けます。

 

「西広島駅支障移転他工事」が進んでいます!

自由通路の整備に当たり、こちら側に「仮駅舎」を建設していると思われます。
完成後は、ここが仮の改札口になります。

 

改札内に入りました。

右手に現在の改札口が見えるかと思います。
新しい自由通路はちょうどこの真上あたりに整備されます。

橋上化とは別の流れですが、線路のそばではJR西日本が整備を進める新しい保安システム「D-TAS(ATS-DW)」用のケーブル設備が確認できます。

 

先程の仮駅舎・仮改札予定地付近です。

 

 

土台となるコンクリートが見え始めています。
冒頭にも書いたとおり、6月下旬に撮影した画像なので、現在はもう少し状況が変わり完成に近づいているかもしれません。

 

少し離れ、2・3番のりばから。

 

現在の跨線橋のすぐ近くです。
現状では階段は奥側を向いていますが、仮駅舎の運用開始に合わせ、「仮階段」を画像で見えている手前側に設置し切り替えられると思われます。
廿日市駅や岩国駅で行われたのと同じ手法ですね。

列車の停止位置も大きくこちら側にずれるでしょうね。

 

現在の跨線橋。

広島市近郊の山陽本線で残された最後の、レールを骨組みに使った跨線橋です。

 

線路上にもう一度目をやると、自由通路建設に向けた準備の一環で、
新しい架線柱が次々と姿を表しているのが確認できました。

 

西広島(己斐)の再生の核となる、JR西広島駅の橋上駅舎・自由通路、
2021年春に暫定開業、2022年度末に全面開業する予定です。

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