広島銀行は、築50年が経過し老朽化した本店ビルの建て替え工事を進めています。
新本店ビルは紙屋町の現在地での建て替えとなり、地上19階・地下1階、高さ約95m、延約4万8,000平方メートルを誇る、巨大な免震構造のビルを計画しています。
国土交通省が定める、業務・商業を中心とした都市機能の強化を目的とした「民間都市再生事業計画」に認定され、金融・税制の支援措置が適用される事になっています。
(本来1ha以上の大規模開発に対し認定するもの。近接特例を活用し、比較的小規模であっても優良な民間都市開発事業を認定した全国初の案件。)
建物四方に配した風の塔により自然換気効果を高めた「エコボイド」といった環境技術も採用。
2021年5月6日の開業予定です。
前回の状況です。
予定工期は1月までとなっていましたが、公式に完成したとのアナウンスは今のところなく、
この記事でお伝えするような細かな作業も続けられているので、もうしばらくレポートを続けようと思います。
オフィスやテナントは5月6日に開業する予定です。
プロジェクトの概要はこちらをご覧ください。
窓ガラス、植栽など外観が全てお披露目!
紙屋町交差点から。
前回からご紹介しているように、外観はほとんど完成した状態となっています。
イメージ図とほとんど同じ印象で完成となりますね。
紙屋町でこの高さは本当に圧巻です!
さて今回の最も大きな変化はこのあたりでしょう。
仮囲いや足場、シート類は完全に撤去され、ビルの外観が100%見えるようになりました!
敷地南側のビル1階部分はピロティのようになっており豪華な車寄せになっています。2階の上屋部分には植栽も確認できます。
目の前まで移動しました。
地下街連絡階段の姿もあらわに
敷地内から地下街に降りられる階段を確認しました!
旧本店ビル時代にもシャレオに降りる階段はこの場所にありましたが、
北向き(そごうの方向)に向かって上がっていく構造だったと思います。
ひろぎんの公開空地が歩道と一体となり、広々とした歩行者空間となりました。
目の前の入口から。
さて、この階段を降りた場所には、先程写していたひろぎん敷地内に繋がる連絡口があります。
少し前までは囲いで封鎖されていましたが、このとおり、再び開通しこの先が少し見えるようになりました!
スリット状に配置された照明がサイバーチックです。
書かなくても皆さん思っていることかと思いますが、
理想は階段など登らずにフルフラットに地下フロアに繋がればよかったなと思いますね。
そもそも新本社ビルの地下はビル利用者(関係者)向けの駐車場なので需要はありませんが、どうしても惜しく感じます。
これがフルフラットに繋がり、さらには北側のトランヴェールビルディングの地下商業施設と一体化すれば、地下街が広がったも同然だったのですが。
地上に戻りました。
この角度は賑わいが感じられて大好きですね。
裏側も緑で囲まれる
北側の路地に入り、鯉城通りとは反対側を目指します。
この通り、北面と東面をぐるりと植栽が囲むようになりました。
北東の角には物故者慰霊碑および被爆柱頭の展示スペースが設けられています。
東側。
ここからも1階の店舗に出入りできるようですね。
着工前の状況を置いておきます。物凄い変わり様です。
南側の自走式立体駐車場。
その手前には、地下駐車場に至るスロープも確認できました。
地下は関係者専用となりそうです。
「ひろぎんホールディングス本社ビル」は、2021年5月6日の開業予定です。