宮島口地区港湾整備事業 2021.07(Vol.13) 新駅舎の大屋根あらわる!

広島県は廿日市市・広島電鉄と共同で「厳島港宮島口地区港湾整備事業」を進めています。
手狭かつ、JRと宮島松大汽船で分散し不便だった既存のターミナルに代わる新しい共同ターミナルが完成し、2020年2月に供用を開始しました。

新ターミナルには、飲食店やみやげ物店などが入る商業施設「etto(エット)」がオープンしており、「宮島観光のプロローグ・エピローグ」として快適に利用できる場所へと生まれ変わりました。

宮島口に整備された新フェリーターミナルに入る商業施設「etto(エット)」が、 7月16日(木)から営業を再開しました。 宮島口では、広島県の「厳島港宮島口地区港湾整備事業

 

ターミナルは完成しましたが、2022年度の供用開始を目指し
「広電宮島口駅」の移設工事が行われています。
現地の工事の状況をご紹介します。

前回の状況です。

広島県は廿日市市・広島電鉄と共同で「厳島港宮島口地区港湾整備事業」を進めています。 手狭かつ、JRと宮島松大汽船で分散し不便だった既存のターミナルに代わる新しい共同ターミナルが完

 

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計画の概要

広島電鉄は5月14日、2020年3月期の決算を発表しました。 合わせて、本年から3年間の新たな中期経営計画及び広島電鉄サービス向上計画の更新版も公表され、 移設が計画されている

 

 

【広島県】:厳島港宮島口地区港湾整備事業について


(上記資料より)

 

 

新フェリーターミナルに隣接!広電宮島口の新駅舎

フェリーターミナル前のロータリーからです。

右の新フェリーターミナルビルの目の前に、移設される新しい広電宮島口駅の地上部が姿を表しました!
前回6月の更新では基礎がずらりと並んでいる光景はお届けしましたが、あっという間です。

 

フェリーターミナルから。

場所は広電系のみやげ物店「もみじ本陣」の跡地です。まさに同じ場所に新駅舎が建てられようとしています。

世界遺産の島「宮島」は、毎年約400万人が訪れる広島を代表する観光地ですが、 その宮島に渡る玄関となる広島県廿日市市(本州側)の宮島口では現在、 手狭になったターミナル一帯を再

 

フェリーを下船した観光客の目線から。

少しずつ観光客が戻りつつある時でしたが、広島県は再び集中対策期間に。コロナいい加減にしてほしいです…

 

下船してみやげ物店を横目に、まっすぐターミナル内を抜けると、正面に広電宮島口駅が見えてきます。

 

元々の広電宮島口駅もJR宮島口駅に行くよりは近かったですが、
移設後は横断歩道すら渡る必要がなくなります。

より一体的な運用が可能になります。

 

フェリーターミナルの店舗「etto(エット)」前から。

 

鉄骨が見えます。後ほどじっくり見ていただきます。

 

現在の広電宮島口駅から。

現在の位置より約70mほど海の方に移設されます。
現在の駅舎も残り2年足らずとなりました。

 

 

70m沖へ移る駅舎と軌道

現在の駅舎のとなりから、新駅舎を。

 

新フェリーターミナルと意匠を合わせた切妻の屋根をアーチ状の梁が支えます。
広電の結節駅は、横川しかり広島港しかり西広島しかり、
全てののりばを大屋根が覆うダイナミックな構造で素晴らしいです。
宮島口、そして広島駅もまた大胆な構造になります。

 

駅舎の西側には駅事務室か観光案内か、何らかの建屋もできるようです。

 

フェンスの向こうに目を向けると、鉄道駅らしくバラストとレールがしっかり設置されいました。

 

宮島口駅を出て最初の踏切から。

国道2号宮島街道から、この付近の駐車場に停める際に通らなければならない踏切です。
移設される駅舎はこれより海側になるので、この踏切は廃止されます。

 

さて、臨時停車場の競艇場前駅まで移動しました。

 

上りホーム(広島駅方面)の向かい側に下りホーム(宮島口駅方面)が新設されようとしています。
従来は上下でホームがズレており、下りホームは更に宮島口に近い方にありました。

 

新旧の下りホームです。

ここから見ると分かりやすいですね!
駅の踏切を過ぎた後、線路は現状よりも更に左にカーブし、左奥の新駅舎に伸びていきます。
下りホームはそれの支障になるため、こちらに移設されるようです。

 

上から見てみましょう。陸橋に上りました。

右から、現広電宮島口駅、新広電宮島口駅、新フェリーターミナル、新桟橋と並びます。

 

新駅舎の方向。

上屋の鉄骨がはっきり見えます。単なる切妻にせず、アーチ状の梁を用いることで、
和だけではない少しモダンな雰囲気を醸し出しますね。

ここから新フェリーターミナルビルを隠すようにして、自走式の立体駐車場も新たに建設される予定です。

 

新駅舎方面。

手前にはガードレールがカーブして置いてあるところは、軌道変更に伴い地盤改良された部分です。

再び地上へ。今度は競艇場前駅の下りホームから見てみます。

 

ここを新しい軌道が通っていくんだと言うのがはっきり分かりますね。

広島駅と規模は違えど、こちらも数十年に一度レベルの改良の真っ只中です。

 

移設する広電宮島口駅は、最新の資料によると2023年春の完成予定です。

【広島電鉄】:2021年5月13日 広電グループ経営総合3カ年計画2022の見直し(PDF, 約2.8MB)

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3 comments

  1. タミー Reply

    取材・レポートお疲れ様です。

    新しい広電宮島口駅の大屋根が姿を現しましたね。

    仰る通り広電の各ターミナルに大屋根が設置され、広電の路面電車の近代化・モダン化等の新たなイメージづくりには非常に有効に思え好感が持てます。

    広電の路面電車はこれまで各都市の中古の車両を走らせ「街全体が路面電車の博物館」として鉄道ファンからは注目されてきましたが、特に一般ビジネスマン等からは「中古の時代遅れで使い勝手の悪い路面電車を利用せざるを得ない、経済的に困窮し時代に取り残された貧弱な地域」とのイメージを強く持たれ続けてきたのでそれを一新するターミナルと新型車両の導入には期待したいと思います。

    速達性、定時制、大量輸送といった機能に対する課題のカイゼンは勿論必要ですが、街(都市)のイメージづくりもまた非常に重要で、金太郎飴的なリトル東京版地方都市とは一線を画した街づくりは魅力的だと思います。

    国際社会の中でも先進国日本の異彩を放つ個性豊かな地方都市は注目に値すると思われ、そのイメージづくりとしては良いと思います。

    ブログを拝見して宮島口周辺地域の激変振りにはただただ驚くばかりです。

  2. seres Reply

    ettoの写真を拝見するたび思うのですが、常設の誘導サインが小さすぎるのか、工事現場の架設看板のような誘導看板そこかしに置かれているのが気になります。
    わざわざ架設看板を設置しているのは、施設側がサインが小さすぎて、問題アリだと認認めているようなものですし、最近のJR駅のような大型のサインに改修して欲しいです。

  3. Shima@北海道 Reply

    競艇場前下りホームが無駄に長いですね?
    長編成の計画でもあるのでしょうか?

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