広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。
西側の改札内コンコース部分が2014年11月に先行して開業しています。
【JR西日本】:JR広島駅構内の新跨線橋(こせんきょう)の供用開始について
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅改良工事(広島橋上駅新築他工事)
12月に入ってしまいましたが、今回は11月下旬撮影分の更新です。
前回の状況はこちら。
今回最も大きなトピックはこちらでしょうか。
7・9番のりばの状況です。
跨線橋コンコースからエスカレーターを降りたすぐ正面です。
従来のLED発車標が撤去され、新世代の新しいものに切り替えられました!
ここだけでなく、現在閉鎖中の地下コンコースへの階段を登ったすぐ正面にも同じものが設置され、稼働を始めています。
白い背景のアナログ時計に、大きなのりば番号表示、そして路線記号などJR西日本の最新仕様です。
よく見ると、「種別、時刻、行き先」の欄は、シールが剥がれるようになっており、
うっすらと見える下地には「乗車位置」等の記載が確認できました。
運用はまだ先になりそうですが、ようやく広島でも「○両」という分かりにくい表示でなく、
「△1~△3」というような表示方法が導入される事になりそうですね。
これは従来通り2行のLED表示ですが、列車本数が多い1番のりば等はせめて3行は欲しいです。
地下階段の再舗装もかなり進んでいるようで、ガラスの柵の設置準備が行われています。
ホームの端の方に、ここに取り付ける柵のステーが用意されていました。
ちなみにこちらは従来のLED発車標。
エスカレーターとは反対側の階段を降りて正面に取り付けられているものです。
こちらも遠くないうちに取り替えられるでしょう。
化粧板の設置が終わったホーム上と新型LED発車標、そしてレッドウィング。
先日、広島駅にもホームドアが設置されることが公表されました。
この数年で何もかも新しくなります。
9番のりばから北側の新幹線高架橋の方向を。
ここも橋上駅舎として繋がる予定ですが、作業ヤードとして使用されており、まだ動きはありません。
場所を移します。
2・3番のりばです。こちらでも天井の化粧板の取り付けがエスカレーター部以外完了していました。
ここから右手に目を向けます。4・5番のりばです。
同じく化粧板が設置される終端の部分ですが、何か違和感を感じませんか?
4・5番のりばに移動して撮影。
こののりばだけ、天井の形状が異なっています!
中央部が折上天井のように少し高くなっています。2枚目の画像を見ると”両端が他ののりばより低い”から結果的に中央部を少し高くした、
とも言えるような構造です。
なぜこの部分だけ梁のウェブの高さが高いのでしょうか。
1番のりばに移動しました。
跨線橋コンコースから東側の階段を降りてすぐのあたり。
11月26日から、地下の東側階段が使用可能になりました。
線路側の柵も撤去され少し通路も広くなったことで、画像右手から駅ビルASSEの中を通っていた仮通路も廃止となりました。
跨線橋が供用開始した時点でこの様な状態だった場所です。
新跨線橋の開業からもう2年も経ったことが信じられません(笑)
ちなみに、ASSEの中を通っていた仮通路から、将来の自由通路の階段が見えていました。
仮通路は廃止されたので、完成するまでの間見られない光景です。
真ん中の隙間にエスカレーターが入ります。
しかしこれ、画像右に写る階段を降りた真正面に駅ビルの柱が鎮座しています(笑)
自由通路もある程度、駅ビルの建て替えを前提にしていることが伺えます。
地下階段入口と、頭上の自由通路大階段。
自由通路から駅ビルに連絡する上り階段(画像2枚目)、自由通路階段の明かり取りとなる天窓(画像3枚目)などが確認できます。
地下階段。
降りた先、天井や照明が新しくなっています。
階段は供用開始になったものの、従来通り、地下通路の東側は使用できません。
最後に、新幹線口屋上駐車場から。
自由通路部分の大屋根の鉄骨建方は完了しているようです。
広島駅自由通路は2017年度完成予定です。
未公開画像含め23枚アップロードしています。
【Flickr】:2016/11 広島駅改良工事