二葉の里5街区内の国有地(約1.5ha)を落札した大和ハウス工業、エネルギア・コミュニケーションズ、広島テレビ放送ら3社グループは、
今月18日に中国財務局と売買契約を結び落札額である62億3000万円で土地を取得しました。
今後、3社が持ち分に応じて土地を所有し設計・建築工事が進められます。
【中国新聞】:JR広島駅北「5街区」 62億3000万円で取得
(2014年6月19日付 中国新聞朝刊紙面より)
過去の記事。
広島テレビなど3社、広島駅北へ複合施設建設。イメージ図など
二葉の里5街区の続報。ホテル・オフィスの詳細など
完成イメージ(【中国財務局】:二葉の里地区国有地の二段階一般競争入札の結果について(PDF形式:681KB)より)
5街区現況(西側から、今月撮影)
無事3社グループに引き渡されたようですね。
新聞記事にはさり気なく3社3棟の延床面積が記載されています。
既に分かっている建物の階数と合わせてもう一度まとめてみたいと思います。
○複合棟(大和ハウス工業)
地上23階・地下1階建て、延約4万8100平方メートルの複合ビル。
高層部にはおよそ200室の「ダイワロイネットホテル」が入居。
中層部のオフィス部分は1万6000平方メートル程度(5000坪程度)を想定。
低層部には商業施設や長距離バスの乗降ステーション、医療施設などを備えます。
2019年の完成予定です。
○メディア棟(広島テレビ放送)
地上9階建て、延約1万4900平方メートル。
広島テレビの現在の中町から本社を移転させます。こちらも2019年の完成予定。
○データ通信棟(エネルギア・コミュニケーションズ)
地上10階建て、延約1万5000平方メートル。免震構造。
浸水や電力確保の面で信頼性の高いサーバー管理・データセンターを、エネコムが100億円かけ建設します。
こちらは2016年完成予定です。
これら3棟にはそれぞれ多目的ホールが組み込まれ、大規模会議等に対応します。
棟と棟の間には、賑わいづくりのための大通り [二葉の里通り(仮称)]も設けます。
このような感じになりますね。
2019年までに3棟合わせると計7万8000平方メートルの施設群が誕生することになります。
若草町の再開発で誕生した建物から、グランアークテラスを差し引いた床面積とだいたい同じ位です。
この足し算にあまり意味は無いですが(笑)、北口駅前の光景は一変しそうですね。
今後さらに詳しいことが明らかになるのが楽しみですね。
さて、二葉の里土地区画整理事業の敷地では最も西側になる1街区では、土地を取得していた日本アイコムが計画する分譲マンションの起工式が行われました。
【中国新聞】:分譲マンションを起工 日本アイコム、広島駅北口で
建設予定地(5月撮影)
建設費は45億円。14階建て・116戸の分譲マンションを建設します。
屋上には売電用のソーラーパネルも取り付けるようです。
2016年2月の完成予定です。
また日本アイコムは、1街区北側の約3000平方メートルの敷地を松江市の”有限会社マリエール企画”に売却していたそうです。
今年8月末に3階建ての事務所が完成し、貸し出しが始まるとのこと。
(5月撮影)