今月も横川駅の工事の様子を紹介していきます。
前回の様子です。
横川駅配線変更工事 2014.06
今回からタイトルを変更しました。
横川駅では今年に入ってから、可部線の車両が山陽本線の線路との間を上下同時に出入線できるようにするため線路を新たに1本新設する配線変更工事を行っています。
横川駅配線変更工事 来春完了
これに加え、“耐震補強工事も始まった”という情報をコメントにて複数いただいておりましたので、その部分も確認してきました。
今後、タイトルではこれらの工事をひっくるめて「横川駅改良工事」と呼ぶことにします。(この呼称は正式には使用されておりません。)
こちらは2003年3月に全面的に生まれ変わった南口の様子。
広場の中へ直接路面電車が乗り入れます。大屋根もかけられて、JRと雨に濡れずに乗り換えができるようになりました。
大きな変化があったのは北口の方。
改札口付近に仮囲いが設置されました。
改札内にあったトイレは使用できなくなり、このように改札の外に仮設トイレが設置されています。
少し西側から。
すぐ真上には可部線が使用する5,6番のりばがあります。
画像の右端は南北を接続する自由通路の出口です。
これも03年の改良によってできたものですが、広電ののりばの移設と合わせてそれはもう便利になりましたよね。
話を元に戻して、現地にあった看板を撮りました。
紛れも無く耐震補強工事です。工期は配線変更工事と同じ、今年度末までとなっています。
狭くなっている出入口から改札付近。
右手がみどりの窓口。
耐震工事のためにかなり狭くなった印象です。警備員の方がしきりに案内をされていました。
改札の横から振り返ります。
改札を通り、コンコース内に入ります。
南口・1番のりば方面に少し進んだ所から、北口方向です。
この部分で一部通路が狭くなっています。
この突き当りに以前までトイレがありましたが、先ほど書いた通り工事によって閉鎖されています。
北口改札がコンコースの正面(ちょうどトイレの位置)にあれば便利だと何度か思ったことがあります…。
それでは、5,6番のりばへ移動します。
ホームの先端から広島駅方面です。
こちらもコメントで教えて頂いていたのですが、いよいよ平になっていたバラスト上にPC枕木とレールが登場しました!
(皆様ありがとうございます)
線形がまだ不自然だったり高さが合っていなかったりするので、仮置きの状態だと思われます。
これが下りの可部方面の新しい線路ということになるのでしょうね。
ずっと先の作業員が集まっている箇所があります。
この画像だと見えにくいですが、ちょうど安全側線(行き止まりになっている線路)の延長線上から、擁壁を拡張・補強した辺りまで(画像)同じように新しい線路が敷かれていました。
じわじわと、具体的な線路が通る位置が分かってきましたね。
コメントにて貨物広島さんに教えていただいた所によると、横川駅と広島駅の間では電車がその区間を専有して安全に走行できる「閉塞区間」を短くするため、多くの信号機の新設が進んでいるそうです。
「閉塞」が増えれば両駅間の列車の密度を増やすことができるようになります。
至るところで白島新駅開業への準備が進んでいますね。
さて、横川駅の周辺に関することで一つ紹介しておきたいものがあります。
北口を出て目の前の敷地に古くからあった「長崎病院」が南口のスカイプラザ近くに移転しました。
すでに元の病院の建物の解体工事が始まっています。
こちらは可部線のホーム6番のりばから撮影したもの。
道路を挟んで2棟で構成されていた病院でした。両方とも解体作業に入っています。
2棟に挟まれる市道から。
北側から。
敷地の奥で茂っている大木は「三篠神社」のものです。
奥へ通りを進めば三篠小学校が左手に面します。確か広島の女子サッカーチーム「アンジュヴィオレ広島」はここの校庭で練習を行っているのですよね。
ついでに移転先の新しい長崎病院も紹介しておきましょう。
南口を出て都市計画道路「駅前観音線」(通称:中広通り)を中広方面へ300mほど進んだ所。
奥が横川駅の方向になります。
こちらが病院の建物。
今年2月にオープンしました。
【医療法人 厚生堂 長崎病院】:病院移転オープン(PDF, 約460KB)
正面の低層の建物は全くの新築ですが、「別館 ヘルスケアセンター」とされる右側の高層の建物は元からあったビルを使用しています。
10年以上前からあったビルですが、聞く所によると完成以来ほとんど使用されてこなかったとか。
新幹線の車窓からもよく見えるビルでしたよね。
長くなりましたが今回は以上です。
横川駅の工事完了まで定期的に追いかけていきます。
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ほほ~本題の横川駅改装のことより長崎病院移転の記事の方に興味もって見させていただきました。長崎病院が移転したのを初めて知ったものですから。あのバブリーな幽霊ビルもやっと買い手が付いて一安心ですね。
良かった良かった。
ところで長崎病院の跡地って何になるんでしょうね?やっぱりマンションかなぁ~あの立地だし。
長崎病院の跡地、マンションならヴェルディが「本拠地」なので有力かと思いましたが、ちょっと地代が高そうですね。。。
いよいよ可部線下りの線路のシフトがはじまりましたね。
3番線の移設やプラットホームのせり出しを一夜のうちにやってのけた離れ業を今度は可部線でやるのでしょうか。
やっぱり何日間かけて段階的に切り替えるのでしょうか。今からその時をわくわくしながら待っています。
いつも3番乗り場から利用していますが、停車時間がなくなれば6番乗り場からも利用したいですね。
噂になっていた3番線と5番線間の留置線の設置はスペース的にも考えられませんよね。
長崎病院跡はマンションになるそうです。ただ、市道挟んだ敷地で、どういう建て方するかはよくわかりませんね。市道を廃道にする事はないと思いますし…
ちなみに解体工事の前に、お隣の三篠神社の樹木の一部は枝の剪定していました。
私も長崎病院の移転を聞いて驚きました。
来春の白島新駅(仮称)により人の流れがどうなるのかが非常に注目されますが、横川駅周辺には山陽本線沿線で唯一歓楽街が形成されているというストロングポイントがあり今後、街づくり に於いてキーポイントになると思います。
自動車社会(モータリゼーション)か進んで行くと飲酒運転厳禁の為に歓楽街の衰退が懸念されますが、逆に公共交通機関が充実すると、ガード下で一杯引っ掛けてご機嫌気分で帰宅というパターンも増加します。
安佐南区に転居した友人に馴染みの店が横川にあると連れて行かれて成る程なと感心したことを思い出しました。
そこでの話では最近は若い人達も多くなってきたとことです。白島新駅開業の他、サンフレッチェのホームスタジアム移転問題や西風新都線西広島駅接続等横川駅周辺界隈にとっては逆風が吹きますが、横川周辺発祥の企業には、フレスタ、フタバ図書(本社は西区観音)、広川、モルテン、広島アルミ、戸田工業(本社南区京橋・工場大竹市)など広島のみならず県外でも活躍している企業が多数あり、その生命力の強さ、逞しさで新しい街づくりを見せてくれるものと期待しています。
広島都市圏内の各地域が切磋琢磨して、個性的な街づくりを進化させて都市圏全体の街づくりを底上げして頂きたいと思います。
>皆様へ
コメントありがとうございます。
解体の話をしておいて、跡地利用のことを書くのを忘れてました…。
駅前で少しまとまった土地でマンションかなと思っていましたら、やはりマンションになるのですね。
ただ2棟に分かれていた分、ひとつの敷地はそれほど広くなさそうですよね。片方に住宅棟を建てて、片方は駐車場にというような形になるのでしょうか。動きがあればまた紹介します。
>yasuさん
どうでしょうね。一気に動かすにしても3番線ほど長い距離では無さそうなので今度も終電の間の数時間で行いそうな気はします。
留置線については逆にスペースだけを見るなら十分可能性はあると思います。
5番線のすぐ側にロープで囲いがしてあったりするので、果たしてどうなるか、来年の春が楽しみですね。
ホームが無い留置線となると、西広島か白島新駅が始発?
横川駅構内で山陽本線を一時的に堰き止めるスイッチバック運用はしないだろうし。
どうかなぁ。
新しい線路の先に立ってる標識は、速度制限解除だった。
今日(9月6日)確認したところ、5番線広島方に本線3番線との接続用に、
分岐器が準備されていました。枕木とレールが繋がれていて、近日中に
配線接続作業が行われるものと思われます。
>>9
私も今日見ました。
用意されている分岐器は番数が確実に上がってます。
明らかに分岐側の角度が設置中の物よりもなだらかでした。
そして、北口の男女トイレ部分が打ち抜かれていて、一方通行ロータリー通路となってました。
北口の駅務室付近が封鎖されて耐震工事が西側に移っているようです。
仮駅務室も設置済みでした。