広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。
西側のコンコース部分は、11月2日から供用が開始されます。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅改良工事(広島橋上駅新築他工事)
前回は8月末に訪れたのでほぼ半月前です。
広島橋上駅新築他工事 2014.08(Vol.38) 化粧板、信号装置など
まず一番変化が見られたのはこちらでしょうか。1番のりばへ降りる階段の様子です。
真っ白な箱のようになりました。
天井には明かり取りとなる窓が設けられています。
線路側の側面には窓が2つ取り付けられるのみですが、等間隔に角波の入った鋼板が並べられていてかなり綺麗な印象でした。
階段より外側(線路側)を覆うホーム屋根もまもなく取り付けられそうです。
こちらは2番のりばから撮ったもの。
先月搬入されたエスカレーターに緑色の縁のステップが取り付けられていました。
広い階段と今より高い天井でかなりゆとりのある空間になりそうですので、内装の仕上げにも期待したいですね。
続いてホーム屋根の状況を。
こちら4・5番のりばでも天井の化粧パネルの取り付けが始まりました。
これまでだいたいどの作業でも新幹線口側の7・9番のりば→1番のりばという工程で進んできましたね。
長いタイプのLED照明の設置も進んでいます!
撮影場所は橋上駅舎の乗り換え通路部から自由通路のある東側に向けて少し天井が低くなるポイントです。
その低くなるポイントの7・9番のりばの様子です。
低くなること自体はあまり気になりませんね。
それよりも、かなりの範囲で化粧板が整い、雰囲気はますます完成に近づいています。
ここから階段・エレベーター方向。
こちらにも長い蛍光灯タイプのLED照明は取り付けられていますが、四角く開いた穴にはまだなにもありませんでした。
同じ場所を4・5番のりばから見たものです。
独特な新しいホームの雰囲気がありますね。天井の化粧パネルは橋上駅舎の端よりも5mほど外側まで続くようです。
本体から飛び出していた鉄骨の部分ですね。(画像)
そして地面は元の舗装がすべて剥がされました。新しく舗装し直されるようです。
電車内から見ると4・5番のりばの西側(岩国寄り)では嵩上げの上、アスファルトによってすでに舗装されていました。
橋上駅舎の下だけでもタイル舗装になると嬉しいですな。
9番のりばに停まる芸備線と天井を。
確証はありませんがおそらくこの9番のりばのみ、天井の端がこのように2段になっているのが分かりました。
ディーゼル車の排煙を吸い込むダクトがあるためだと思われます。(画像)
内側から見ると、まるで厚みのある天井の上半分がせり出しているように見えてかなりイイカンジでした。
改札を出ます。新幹線口の屋上から。
第Ⅰ期工事の躯体はほとんど完成したのでここから見える変化はそれほどありませんね。
広島駅東側の愛宕陸橋から撮りました。
1番のりばの階段ができて、現在の跨線橋と新しい駅舎の高さが全然違うことに驚きました。
新通路には飲食店やトイレなどができますから床下に配管を行わなければならないはずですが、現在の跨線橋とは床の高さは同じなのでしょうか?
新幹線口とはフルフラットで接続されるはずですが…。
最後に、こことは真反対となる広島駅北口の西側、「駅西高架橋」付近から望遠で駅舎を撮影してみました。
天井が高い通路部分に加え、店舗部分の外装も見えるようになっていました。
最初に紹介した1番のりばの階段と同じように、波板と通常の鋼板が等間隔で並んでいます。
通路のハイサイドの窓からは、黒い横スリットの入った天井の化粧板が見えますね。
広島駅新通路は長さ90m・幅10m。計画の変更点など
楽しみが膨らむばかりです。
おまけで、前回失敗した、ホームのエスカレーターから新通路を見上げた様子を。
上がって左に折り返した所が中央改札口になります。
ここは自由通路から連続する「折り」の装飾が天井に施されるようです。
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