広島市から直線距離にして西へ約30km、JR線では1時間以内で行くことができる山口県岩国市。
新型車両227系がデビューしたこともありまして、先月岩国まで行ってきました。
(227系は山陽線では糸崎~岩国間で運行されています。)
227系「RED WING(レッドウィング)」(JR岩国駅にて)
初めての山口県ネタとなる今回は、2008年3月に竣工した岩国市役所を取り上げます。
岩国駅から市役所まではそこまで遠くなく、歩いて10分ちょっとで行くことができました。
現在の庁舎は老朽化した旧庁舎に代わり平成20年に現地で建て替えられました。
総事業費は約93億円、規模と構造は
地上7階・地下1階建て、延約2万5000平方メートル
鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、基礎免震構造となっています。
【岩国市】:広報いわくに 新庁舎完成記念号 フロアガイド(PDF, 約3MB)
建物の四方がほぼ全てガラス張りの美しい庁舎です。
東広島市を始め、最近の庁舎は”透明性”を意識してかガラスを多用する建物が多いですね。
外観の大きな特徴は、建物北東の角のこの出っ張り。
この部分は岩国市の市政を担う「議場」になっています。
自然光が入る明るい構造になっているそうです。
東面の正面玄関と、北面です。
この日は休日だったので役所はお休みです。
庁舎の中央には最上部から地階まで貫く吹き抜けがある他、屋上庭園も整備されています。
平日来れる機会があれば見にいきたいです。
【佐藤総合計画】:設計者視点の作品紹介 / 岩国市庁舎
次回はもう一つ岩国市のまちづくりを紹介します。
僕も先月仕事で二度ほどお邪魔しました。
会議室の壁もガラス張りで他の職員や市民から誰と誰が話をしているとか全部丸見えで、透明性と開放感は抜群でしたですね。
仕事の無駄を減らすという意味でもこういうお金の使い方って大事だよなぁ…って思いました。
93億円ですか
結構な金額になるんですね
屋上庭園は、ぐるりと回遊できる道があります。
飛行機の発着も見られますよ。
遠方まで取材レポートお疲れ様です。
227系導入を機会にJR西日本のシティーネットワク広島で結ばれた広島広域都市圏の各都市を取材されて新たな発見を興味深く拝見させて頂いています。
岩国は、広島市内の小学校では遠足で錦帯橋や米軍基地見学などがあり最も身近な県外でお馴染みの街と言うイメージをもっている広島市民が多いと思います。
お花見も比治山か錦帯橋が定番だったと記憶しています。
本当に、素晴らしい市役所ですね。
以前、基地問題と市役所建替え予算についての報道を目にした記憶があり、色々複雑な事情があった様ですが、その基地施設を利用した岩国錦帯橋空港が、先日事故で使えなくなった広島空港のバックアップとして、大型機導入にて対応との話を聞きました。
取材された、シティーネットワーク内の西条(東広島市)、廿日市、呉、岩国、更に白市(広島空港三原市)を含めて、都市機能を共有するまさに広域都市圏を形成しつつあることを実感します。
都市機能の役割分担や諸問題の共有化が大切で、全国で今過熱している買い物客の客引合戦も自由経済の名に於いては必然なのかも知れませんが、結局域内で消耗戦を繰り返しているだけであり、域外から如何にカネが流れ込むかの仕組みを創りに主眼を置くべきだと思います。
安易な外国人観光客の爆買対応も、祭りのテキヤ的で街づくりの柱としては如何なものかと思われます。儲けられる時に時期を逃さず根こそぎとはなかなか困難かと思われ、当たれば儲け物とタイムリーな投資のレベルを限界までに抑える的確な調整力が必要であり、その眼力はマネーゲームでは官僚より博打打ちが勝っているのと同様に、餅は餅屋で、闇屋のオヤジの方が断然優れていると思われます。(話が逸れて申し訳ありません)
基地問題は国家レベルの防衛問題であると同時に、あれだけの施設が本格的に民間の利用が可能になるならば、何かと問題の多い現広島空港のバックアップ機能以上のものも全く期待出来ないわけではないと考えられ、広域都市圏全体の問題でもあり、そういった意味でも問題の共有化がますます大切になっておりタブー視は出来なくなってきています。
JR山陽本線と同様に、今既にある施設を如何に改善して有効利用できるかを、広域で役割分担を考えて、工夫すれば、その輪は広がって行く様に思えます。
レポート頑張って下さい。
楽しみにしています。宜しくお願い致します。
呉にしろ岩国にしろ、人口規模にしては豪華過ぎる市役所だと思いますね。
うちの地元の尾道市でも現在市庁舎を建て替えるか建て替えないかで議論していますが、今度の選挙でそれが決まるようです。
こういう所に何十億もお金をつぎ込むなら、もっとインフラや福祉、産業活性の為に使って貰いたいと思う今日此の頃…