広島経済同友会は広島駅北口の二葉の里地区の5街区に、
大規模コンベンション施設やオフィス、第2バスセンターなどを集めた「ひろしま・シティゲート」を整備する提言をまとめました。
【中国新聞】:広島経済同友会が開発で提言 (以下転載)
再開発が進むJR広島駅北口の二葉の里地区(広島市東区)に、大規模なコンベンションセンターや第2バスセンターを整備する提言を、広島経済同友会がまとめた。駅北口の正面にある区画を、JRや行政が一体となって開発することを求めている。
提言は、5区画で開発が進む二葉の里地区のうち、駅北口の正面にある「5街区」(約3・4ヘクタール)を「ひろしま・シティゲート(仮称)」と命名。駅への利便性の良さを生かしてコンベンションセンター、オフィス棟、バスセンターを整備する。
コンベンションセンターは、国際会議が開ける2千~2500人規模を想定。第2バスセンターは長距離バスなどが発着する。
5街区は、JR西日本広島支社などがあるJRの所有地と、中国財務局が民間に売却する土地が並んでいる。一体的な開発には調整が必要になる。
永野正雄筆頭代表幹事は「5街区は中国地方の玄関口。一貫性を保って開発しないと後悔する」と指摘し、広島市が開発を主導するよう求めた。提言は市、広島県などに提出した。
第2バスセンターは数年前から一貫して同会が提言していることですね。
ただ場所については現在の北口広場を第一候補として考えるべきでは無いかと思います。
広島駅改良工事に伴う施設の増床で北口広場が狭くなることは決まっていますが、
それでも例えば市内の路線バスは広場内、都市間高速バスは二葉の里地区にするなどして一定のバスの発着機能は整備して欲しいですね。
もう一つ注目なのは大規模コンベンション施設の浮上ですね。
ちなみに4月26日の広島テレビで、提言内容をまとめたというニュースが流れていました。
そのときの画面。
立地としてはこれ以上無い好立地でこれからできる広島駅の駅ナカや周辺への波及効果も望めます。
しかし以前も球場跡地の記事で書いたと思いますが、
既存の同規模のホールが市内に多すぎるので、老朽化したホールを潰して統合するか競合しない大規模なもの(個人的には最低でも2500人?)を造らないと、差別化できず造るべきではありません。
(と思います。)
5街区の一部を所有するJR西日本は、同じエリアに商業施設やエンターテインメントを組み合わせた文化施設を検討しています。
低層階に商業施設と演劇にも対応した多目的大規模コンベンション機能、
中層~高層階にオフィス機能、
そして最上階に一般の人が利用できる展望台
こんな施設ができれば広島の街ももっと楽しくなると思うのですがね。
(渋谷ヒカリエみたい)
「5街区は中国地方の玄関口。一貫性を保って開発しないと後悔する」
というのは本当にその通りです。
中国財務局、県、市、JRが密に連携して是非広島に欠けていた素晴らしい施設を建設してほしいですね。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:二葉の里土地区画整理事業