跡地活用はホテル?解体工事が進む旧広島テレビ本社跡 2019.08

日本テレビ系列の広島ローカルテレビ局の「広島テレビ放送」は、
2018年9月に広島市東区・広島駅北口の二葉の里に建てた新社屋に本社を移転しました。

広島市中区中町の旧社屋では建物の解体が始められています。
跡地活用はまだ公表されていないものの、解体が進んでいるようなので現地を見てまいりました。

広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、 2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エ

平和大通りから路地の旧社屋を目指します。

 

白神社交差点からANAクラウンプラザホテル広島を過ぎ、「広島クリスタルプラザ」の路地を入ります。

ちなみに、この「広島クリスタルプラザ」は、広島県が県有地の運用などを銀行に委託し収益化する土地信託事業として、1992年に完成したオフィスビルですが、
負債過多の状態に陥っており、運用期間の満了を待たず売却されることとなりました。
不動産市場が好調な今のうちに、ということです。売却額の見込みは40億円で、約30億円は県が負担することになります。

【Yahoo!ニュース】:県 広島クリスタルプラザを売却へ 9月議会に清算案(HOME広島ホームテレビ)

売却するくらいであれば、老朽化した県庁が全てではなくとも移転して、将来の開発に活用すればと思うのは私だけでしょうか。
大阪府咲洲庁舎の例もあります。

 

すみません。話が逸れましたが、クリスタルプラザの横を抜けた北東側の敷地が、広島テレビの旧社屋です。

 

旧社屋「広島テレビ放送中町ビル 本館」は、南側の低層部分に重機が入り解体が進められています。

旧社屋跡地は、”大和ハウス工業がホテルを建設する予定である”という情報があります。
(確か中国新聞の記事に記載があったと記憶しています。間違っていればご指摘ください)

それ以上の情報は公にされておらず、いつ頃建てるのか、どんなブランドが入るのか等、
詳細は不明です。

 

こちらは北側の「広島テレビ放送中町ビル 新館(旧広テレプラザ)」のテナント部分。

ハンバーガー店がありましたが、7月で閉店しているようです。
全てのテナントでと思いきや、うどん店や喫茶店は取材時も営業していました。
地上6階、1992年に完成したこのビルの解体はもう少し先になるのでしょうか??

【CBRE】:広テレプラザ

 

北西側から見る旧社屋。

右手に見える中層のビルは、不動産大手の大京グループの広島支店が入る「広島Kビル」。

このブロックには広テレとこの「広島Kビル」のみ。
ひょっとして、コインパークと合わせブロック丸ごと再開発しようと調整しているためあまり情報が少ないのでは?

そう思って調べてみましたが、それもどうやら可能性は低そう。
「広島Kビル」は鹿島建設により2015年に耐震補強を含むリニューアル工事を済ませているようです。

【鹿島建設】:広島Kビル

 

以上、詳細は分かりませんが、解体だけは進んでいる旧社屋の状況でした。
大和ハウスがホテルということで、同社のホテルブランドには「ダイワロイネット」がありますが、
広島市内では今春開業したばかりの広島駅北口に加え、
旧社屋の南数百メートルの鯉城通り沿いに「ダイワロイネットホテル広島」が営業しているので、
ここにも同じホテルを自ら建てるのは考えづらいです。
また目の前にシティホテルである「ANAクラウンプラザホテル」が立地しています。
ニーズやバランス、敷地の広さを考えると、宿泊特化型のホテルではないかと予想します。

 

旧広テレプラザや新たな報道があれば、またご紹介します。

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