ヒルトン広島 新築工事 2020.10(Vol.8)

広島県や地元財界などが出資する「瀬戸内ブランドコーポレーション」は、中区富士見町へのホテル誘致のため設立した特別目的会社が米大手ホテルチェーンの「ヒルトン」と運営受託契約を締結しました。

ホテルは富士見町の広島県警東署などがあった跡地一帯で2020年2月に着工し、2022年4月の竣工を目指します。
客室数は420室で、付帯機能として
レストラン・ラウンジ・バー、屋内プール、フィットネス、スパ、チャペル、会議施設などが整備されるフルサービスホテルとなる予定です。

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事業の概要と前回のおさらい

【せとうちDMO】:富士見町開発合同会社とヒルトン、2022年の開業に向け「ヒルトン広島」を2月1日より着工

ヒルトン広島 完成イメージ(上記資料より)

 

【ヒルトン広島】

高さ 94.5m
階数 地上22階・塔屋2階
用途 ホテル(420室)
構造 鉄骨造
敷地面積 6,403平方メートル
建築面積 5,300平方メートル
延床面積 48,050平方メートル
着工 2020年2月
完了予定 2022年4月
開業予定 2022年中
建築主 富士見町開発合同会社
設計者 浅井謙建築研究所株式会社
施工者 五洋建設・増岡組JV
備考(館内施設) オールデイダイニング含むレストラン・ラウンジ・バー、コンベンション施設、屋内プール、エグゼクティブラウンジ、フィットネス、スパ、チャペル等

 

前回の状況です。

広島県や地元財界などが出資する「瀬戸内ブランドコーポレーション」は、中区富士見町へのホテル誘致のため設立した特別目的会社が米大手ホテルチェーンの「ヒルトン」と運営受託契約を締結しま

 

 

広大な敷地で続く基礎工事

フジグラン広島の前から。

 

引き続き基礎工事が行われているという状況ですね。
外から目に見える変化というものはまだ実感しにくいところです。

 

南西側の定点観測地点です。

 

2枚目の画像の左手前、広島市保健所/広島市立看護専門学校の奥に、
高さ約95m、22階のホテル宿泊棟部分ができる予定です。

紙屋町に建設中の広銀本店ビル同様、100mクラスなのでかなり目立つようになると思われます。

 

北側の路地に回りました。

ここから見ると、駅前通りを挟んだ反対側の建物の位置関係から、
この敷地がいかにまとまった広い土地であるかが分かります。

 

角度を変えてみます。

同じく駅前通りを挟んだ向かい側に、60mクラスの住宅が壁のように立ちます。
画像左側では1棟に見えますが、防音シートの中では20階建て分譲マンションと19階建てホテルが同時に建設中です。
しばらく定期更新としての記事を出していませんが、もうすぐ上棟を迎えそうですね。

その建設中の2棟と左から3・4番目が同じ「株式会社スペースウィング」、
一番右が「OI.CAPITAL株式会社」による物件です。
(「オリエントキャピタル株式会社」から社名が変わったそうです。)

【OI.CAPITAL CO.Ltd (旧オリエントキャピタル株式会社)】:物件のご紹介

宝町JT(日本たばこ産業)跡地開発状況 2020.03 タワークレーン登場

コロナの流行を受けて

着々と工事が進む一方で、世の中はコロナの影響で国をまたぐ移動が制限され、旅行・観光に大きな影響を与えています。
広島や長崎はある意味、コロナ禍の世の中になるギリギリ前に着工したといえるものの、
今後の国内におけるヒルトンの戦略にどの程度影響を及ぼすのか非常に気になるところです。

そんな中、以下のような記事を見つけました。

BUSINESS INSIDER】:「日本はラッキーな市場」巨大ホテルチェーン・ヒルトンがコロナ禍を勝ち抜く方法

朝日新聞デジタル】:中国と日本のホテル需要、通常水準に戻りつつある=ヒルトン幹部

 

ブランドを守るため、基本的に値下げは行わないそうです。

また、欧米や欧州に比べ、日本・中国の主な市場では国内需要による持ち直しが確認されており、
「値下げしているから」ではなく、変わらぬサービスと徹底した消毒により「安全性が高いから」利用してもらえるよう運営していく、ということが書かれています。

グループ全体として、明るい兆しが少しでも見えているのはいいことですね。
東京や大阪で地元の人間が宿泊したりレストランを利用して、稼働率を底上げしているようです。

ただ、それで成り立っていけるのは大都市圏で従来から富裕層が多い環境があるからであり、
地方で大都市圏を近隣に持たない広島が、それらの店舗と同様にやっていけるかといえば、厳しいものがあります。

特に広島は欧米・欧州からの観光客が特に多い観光都市です。
少しでも早いコロナの収束を祈るばかりです。

 

「ヒルトン広島」は、2022年4月の竣工、2022年中の開業の予定です。

 

 

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9 comments

  1. OK Reply

    詳しくは知りませんがヒルトンは運営受託をしたもので
    赤字などのリスクは瀬戸内ブランドコーポレーション側が負うことになると思われ
    ヒルトンの撤退はないと思います。

  2. スラサン Reply

    インバウンドといっても広島の宿泊者割合って関東圏やその他大都市からが大半らしいですからね。外国人の宿泊率のパーセンテージは決して高くないので日本人をどう招くかでしょう。広島はお金持ってる中国人を取り込めないのが痛いとこですね。

    話しは変わりますが西飛行場跡地に少年野球場はどうなんですか笑?カープの寄付金なのでどうしようもないですが平地も少ない広島中心部にはたして本当に必要なものなのでしょうか。

  3. サンフレッチェ大好き Reply

    スラサン>>人口芝でサッカーコートも2面取れるとありましたが 言われる通り企業等々誘致して雇用に繋げるのが本筋かと思います。人口増、若者の広島離れを防ぐ市政が1番大事だと思いますが。

  4. CCレモン Reply

    このコロナ禍でホテルニューヒロデンが閉館するニュースも飛び込んできました
    私は去年から、ホテルの建造バブルに警鐘をしていました
    ただコロナという疫病を、ただの風邪の一種と楽観論された方もいました
    だけど、現実は世界的流行になりより深刻になりました
    それに加え、自粛の元に経済活動がストップして人の移動もできない状態が
    今も世界中で起きています
    これで、インバウンド特需でなく不景気になってるのです。
    あと広島が観光地として人気があるのはわかりますが、
    元々泊まりの客が少なく日帰り客が多いのです
    ホテルが増えたところで、宿泊客はそんなに増えません
    それは、観光経路に最新のホットなエンターテイメント性が
    一つもなくリピーターが増えないのです
    広島人でも、若者を中心に遊ぶところがないと嘆いているのに
    私の友人(県外在住者)も1回来ればいいやってなってました
    これが、広島の現状だと思います
    私は、やはり夜のエンターテイメント施設が宇品港あたりにできないか
    と妄想しています。
    前も投稿しましたが、都会型音楽フェス・ミュージック花火大会・競馬場併設の
    遊園地機能やIRリゾートでも、売りにできればそれ目当に来る客の経済
    効果は、やり方によっては今よりはるかに大きい
    あと今建設中のヒルトンと駅ビルのホテルで一時終了でいいと思う 

  5. ああ Reply

    西飛行場跡地は、アクセスが悪く中心部とは言えないと思います。
    残った土地には、ファミリープールが、たぶんなくなるので、
    移転のかたちで、そこに新たにつくればいいのでは?
    寒い時期は、風が強そうなので、人が集まらないでしょうから
    夏限定のプールで、ちょうどいいと思います。

  6. いぃ Reply

    スラサンさんも書かれていますが
    広島の宿泊者数に対する海外の人が占める割合は
    全国平均を大きく下回っているのが現状です。
    行政には宿泊に繋がる魅力を高める努力をしてもらいたいです。

  7. 元西区民 Reply

    宿泊してくれるのはライヴや大規模イベントのために各地から集まってくるコアなファンが多いだすね。遠方からの客を呼び込める魅力的な箱があればと思います。

  8. 社会系 Reply

    日本人から見れば、広島と大阪は別物のようですが、
    カリフォルニア州が日本の面積と同じような外国人から見れば、同一グループであり、
    1時間で行ける広島に旅行するなら、大阪に宿泊すればいいという考え方でしょう。

    大阪に近い広島の地理的な位置を考えると、広島の統計的な数字は他都市と比べられません。
    行政も、東京(国道1号)、大阪(国道2号)、福岡(国道3号)というのが公式な見解で、
    大学でも、大阪グループは、京大(西の東大)、神大(西の一橋大)、広大(西の筑波大)となっています。

    また、ホテルニューヒロデンの話題をもって、大不況が来たかのようなコメントもありますが、
    元々、築46年で、この年数なら、駅ビルや広銀本店などと同様に再開発するべき建物であり、
    改修工事という中途半端な再開発より、解体して、高層ビルを建てた方が良く、朗報です。

  9. ああ Reply

    広島は日帰り客が多いといいますが、京都も一番多いのが日帰り客です。
    北海道の観光客も、1番多いのは地元の道民(ほぼ日帰り客)です。
    日帰り客が多いというのと、宿泊需要は、また別の話です。
    広島はコロナ禍以前のシティホテルの稼働率は全国トップだったわけ
    ですから、ヒルトン建設後、コロナ禍以後は、全国平均以上の
    稼働率をキープするだろうし、五つ星クラスのホテルの需要も
    客室数は200室未満でしょうから、あると思います。

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