広島市中区の相生通り沿いで計画されている「(仮称)広島市基町相生通地区第1種市街地再開発事業」について、
9月27日に地元説明会が開かれ、再開発する建物の規模などが明らかになりました。
土地所有者であり再開発の中心メンバーでもある朝日新聞社が伝えています。
記事によると、再開発ビルは地上31階・地下1階建て、高さは約160mと、
同様の用途のビルとしては周辺では群を抜いた高さになることが判明しました!
ビルにはオフィスとホテルがメインで入居するほか、広島商工会議所もビル内に移転します。
完成は2027年度の予定。広島のメインストリートの新たなシンボルになることが期待されます。
【Yahoo!ニュース】:広島にビジネス拠点の高層ビル 広島市、朝日新聞社などが再開発(朝日新聞デジタル)
広島市や朝日新聞社などが市中心部(広島市中区基町)を再開発して大規模な複合施設を建設する。県庁や商業施設などが並ぶ「紙屋町・八丁堀地区」にある約1万平方メートルの敷地に、地上31階、地下1階(高さ約160メートル)の高層ビルを建てる計画で、2027年度に完成予定。オフィスやホテル、店舗のほか、広島商工会議所が入り、広島のビジネス拠点をめざす。
(中略)
本社などが27日、住民説明会を開いた。計画では、老朽化した基町駐車場を廃止し、高層ビルのほか、5階建ての変電所や5階建ての駐輪場を整備する。21年度中に広島市が都市計画決定し、22~23年度の着工を予定する。再開発を進めるのは広島市と本社のほかに、中国電力ネットワーク、朝日ビルディング、広島商工会議所の各地権者と都市再生機構。
(上記サイトより一部使用)
■追記(2021/09/29)———————————————————-
中国新聞より続報です。
延床面積は約8万6,600平方メートルと明らかになりました。
参考までに、同じ都心であれだけ大きく見えたひろぎんホールディングス本社ビルは、
約4万8,000平方メートルです。
【中国新聞】:31階建て160メートルの高層ビル計画 広島市営基町駐車場一帯の再開発
再開発事業は地権者などが手掛ける予定。約7500平方メートルの敷地には、基町駐車場や民間駐車場、変電所などがある。高層ビルの北側に27年度、5階建ての変電所棟を建設。現在の変電所跡地に29年度、地上5階地下1階建ての市営駐輪場棟を設ける。3棟の広さは延べ約8万6600平方メートル。
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断面イメージのおさらい。
東西の市道の上空にビルが建てられる構造になります。高層階はホテルです。
【広島県議会】:市営基町駐車場周辺の再開発事業の現状等について 資料番号2(PDF形式、463KB)
(上記資料より)
詳しくはこちら。
特定都市再生緊急整備地域に指定されたことや、広島市独自でホテル等に容積率の緩和措置を用意していることから、100mは超えてくる可能性は高いと思っていましたが、
地上31階・地下1階、高さ約160mとは恐れ入りました。
冒頭に書きましたが、オフィス・ホテル主体のビルとして、周辺では群を抜いた高さ!相生通り沿いではもちろん一番の高さを誇ります。
リーガロイヤルホテル広島の150mをも超えてきました。
市営駐車場を含むことから、再開発の構成員には広島市も名を連ねます。
松井市長自ら、「リーディングプロジェクト」と位置づけるこのプロジェクトにはかなり気合を感じますね。
160mタワーの上層階に入るホテルも、ハイブランドのホテルを目論んでいることが予想されるので、こちらも期待して良いのではないかと思います。
完成は2027年度の予定。
コロナ禍における衛生さや治安の良さ、そしてオリンピック・パラリンピックの影響もあり、
”コロナ収束後に訪れたい国”に日本が上位に上がるそうです。
その時に広島を選んでもらうためのベースとして、この基町再開発やサッカースタジアム、広島駅の整備が粛々と進むよう応援したいですね。
なお、この基町再開発地区のすぐ北側、八丁堀3・7地区でも複合再開発計画が進行中。
広島駅だけでなく、基町・八丁堀も変わります。