祝竣工!広島駅北 二葉の里5街区『グラノード広島』<全体編> 2019.03(Vol.36)

広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、
2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エネコム)の3社グループが取得し開発が続けられています。
エネコムの「EneWings 広島データセンター」は2016年12月に開業、
広島テレビの新本社ビルは2018年3月に竣工(9月23日完全移転完了)し、
以降は2019年3月の竣工を目指す大和ハウスのオフィス・ホテル・商業の複合棟(地上20階、約91m)が建設中となっていました。
【CBRE】:広島二葉の里プロジェクト_物件概要
二葉の里5街区の続報。ホテル・オフィスの詳細など

【大和ハウスグループ】:広島市東区二葉の里5街区で開発する複合施設「GRANODE(グラノード)広島」に名称決定

この「GRANODE広島」も、2019年3月末をもち竣工を迎えました!
今回は竣工特集として、<全体編>と<二葉の里通り(仮称)編>の2部に分けてご紹介していきます!

 

前回の状況です。

広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、 2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エ

西側から。

【GRANODE(グラノード)広島】
高さ90.750m、地上20階・地下2階、鉄骨造
用途:店舗、事務所、ホテル、駐車場
敷地面積:6,339.23平方メートル
建築面積:3,209.13平方メートル
延床面積:49,709.62平方メートル
着工:2016年12月
竣工:2019年3月31日
開業:2019年4月1日
ホテル開業予定:2019年4月13日
総事業費:約200億円

ついに竣工しました。二葉の里5街区の追跡レポートは、2015年5月のエネルギア・コミュニケーションズによるデータセンターの着工以来、広島テレビ新社屋の建設も経て35回にわたりレポートを行ってきました。

こちらもまた先月の話題です。すみません。 変化が激しくなってきている広島駅北口の二葉の里再開発地区の様子を、一括でまとめて紹介させていただきます。 各部門ごとの直前のレポートは
広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区"5街区"は、 2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エ

 

二葉の里5街区の保留地のプロジェクトはこれですべて完成となります。
Twitterにてフォロワーのhiroshige様(@sp_wing)から、記念すべき竣工前の「全館点灯」の様子の写真をご提供いただきました。


(hiroshigeさんありがとうございます)

こうして室内の電気が点くと、改めて11階までのオフィス部分の巨大さが分かります。
「グラノード広島」のオフィスは、ワンフロアあたりでは広島最大となる2,200平方メートル、オフィス部分総面積は紙屋町・八丁堀地区の大型高層オフィスにも引けを取らない1万9,300平方メートルを誇ります。
空室率が3%を切る深刻なオフィス不足をわずかに緩和させる、恵みの光です。

 

では改めて、じっくり広島駅北口の方から近づいていきましょう。

 

ペデストリアンデッキから。
広島テレビ本社低層部と同じラインでセットバックしており、とても美しいです。

 

13~20階の「ダイワロイネットホテル広島駅前」。

197室を備え、周辺の「ホテルグランヴィア広島」や、「シェラトングランドホテル広島」などとともに、観光・ビジネス客の受け皿を担います。

 

デッキを渡り終え、歩道を進みます。

 

ビルの南東の角は、商業施設「SHOPS & RESTAURANTS」のエントランスです。
開業時点では飲食店は5店舗入り、他コンビニやドラッグストア、英会話教室、検診センターなども入ります。

 

セットバックによるゆったりとした歩行者空間が、非常に気持ちがいいです。

 

ビルの南西側の角、「駅西高架橋北詰交差点」に面した部分は、オフィスのエントランスです。

 

 

2階まで吹き抜けとなっており堂々とした風格が漂います。
夜間はこのようにガラス戸の上部や側面が柔らかく光る演出もあり、非常に質感が高いです。

同じ吹き抜けエントランスを持つ「スタートラム広島」と比べても、演出の面ではこちらが上手のように感じます。

「スタートラム広島」は、日本生命と広島電鉄がそれぞれ所有する2棟のビルを取り壊し、 一つのオフィスビルに再開発する共同プロジェクトです。 2017年11月、相生通りの立町電停前

 

交差点の反対側から。

 

数年前まで何もなかったというのに、広島にいる感覚がしません(笑)
このビルで面白いのは、ビルの角の部分のガラスがあえて少しだけ余らせて設置されているところ。
それはそうと、まだ一度も見ることができていない、このオフィス部分の屋上はどうなっているんでしょうね。ホテル用の庭のようなものがあるのでしょうか。

 

ビルの西側から周り込みます。

 

県医師会館脇の歩道と同様に、公開部分が非常に広く取られています。
ここに面して、ビジネスコピーサービスの「キンコーズ」や、ドラッグストアの「マツモトキヨシ」などが店を構えます。
上階のオフィスワーカーに向けた施設ですね。

 

北側です。

タイムズのレンタカー窓口、そして北側中央部には長距離バスの発着ターミナルが設けられます。

 

施設内の待合所の前には、発着案内を行うとみられるディスプレイを設置するための器具が取り付けられていました。

 

ターミナルは、広島駅を発着する高速バスを全てこちらに移すわけではなく、
現状でキャパオーバーのため、南口の学習塾前等少し離れたところで乗降せざるを得ないバスがこちらに統合されるものと思われます。

 

以上、<全体編>ではオフィスや外構部の仕上がりについて、主に外からの視点を中心にご紹介しました。

次回<二葉の里通り(仮称)編>は、グラノード広島と広島テレビ新社屋との間に設けられた公開スペース「(仮称)二葉の里通り」の様子をご紹介します。

 

⇒<二葉の里通り(仮称)編>はこちら

広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、 2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エ
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