広島駅南口再整備・駅ビル建替工事 2020.08(Vol.11) 解体準備着々 マイカー閉鎖時期も判明!

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。
建て替えられる新ビルは地上20階建てで、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになる予定です。

また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
2025年春の開業を目指します。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、15日共同で会見を開き、 検討を進めてきたJR広島駅南口広場再整備事業に関し、建て替えられる新しい広島駅ビルの概要とイメージパースを公開しま

完成イメージ(広島市)

前回の状況です。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。 建て替えられる新ビルは地
広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。 建て替えられる新ビルは地

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【広島駅南口ビル新築他工事】

高さ 97.9m
階数 地上20階・地下2階
用途 商業・ホテル・映画館・駐車場・駐輪場
ホテル客室数 428室
敷地面積 86,357.39平方メートル
建築面積 20,632.76平方メートル(新築部のみ)
48,308.65平方メートル(既存含む)
延床面積 126,509.25平方メートル(新築部のみ)
185,989.71平方メートル(既存含む)
店舗面積 約26,000平方メートル
(広島市:出店計画書の提出状況より)
着工予定 2021年2月
完了予定 2025年3月
開業予定 2025年春
基本設計・監修 ジェイアール西日本コンサルタンツ・東畑建築事務所設計共同体
実施設計・施工 広島駅南口ビル新築他工事特定建設工事共同企業体(株式会社大林組・広成建設株式会社)
全体事業費 約600億円

解体へ向け一歩!外壁に防音パネル設置開始

全景から。

 

今回は昼飯がてら、エールエールA館のレストランからも見下ろしてみました。
工事の様子を見るのには最強のアングルですね。

現駅ビルは見ておわかりの通り、ついに解体工事用の白い防音パネルで全体が覆われ始めてきました!
前回の速報版の記事(7月29日)で、足場の設置が始まったことをお伝えしましたが、
それから10日程度でここまで工事中らしくなるとは。

 

ASSEの文字は完全に見えなくなりました。
見届ける意味も込めて、画像をいくつか。

 

 

数年前の自分には信じられない光景です。
東側の駐車場部分もパネルが用意されているので、すぐにでも展開できそうです。
前回ご紹介した巨大メッセージ看板やこの駅ビルのビジュアルを見て、一般の方もかなり「駅が変わる」という認識が広まってきているようで、
すれ違う人の何人かは駅ビルの建て替えについて話をされていました。(私が駅ビルにカメラを向けているからかもしれませんが)

 

先程の全景でご覧いただきましたが、駅ビル西側はまだこのような足場は設置されていません。
しかしここだけは別でした。

 

 

駅ビル建て替えに伴い北口(ヴィアイン広島新幹線口)に移転した、旧「ヴィアイン広島」もこの様相です。
駅ビル本体とは独立した建物ですが、並行して解体工事が進められそうですね。

新型コロナウイルスの新規感染者数はひとまず落ち着きを見せるようになりました。 緊急事態宣言の解除、及び休日を含む外出自粛要請の解除に伴い、 当ブログでは三密を避け、「新しい生活

9月から南口降車場閉鎖、動線も大幅に変わる!

広島駅南口のあらゆる場所に、こちらのお知らせが掲示されていました。

以前、JRがプレスリリースとして出した工事の概要の通り、粛々と進むようです。一安心。

  • 9月1日(火)から、広島駅南口のマイカー降車場と駐車場が閉鎖され利用不可に。
  • 9月12日(土)から、マイカーエリア及び噴水エリアを含む広範囲が工事エリアに。

頭では分かっていても、とんでもないことになるな…と改めて思いますね。
北口の改良も、その過程では大幅は変化を伴いましたが、南口はそもそも立体的に構造が変わるためそれを上回るドラスティックな変化になります。

 

南口降車場、駐車場では早くも閉鎖を知らせる大々的な看板が。

歩道側だけでなく、車道側、車の通路などあらゆる場所にお知らせがありました。
利用者が多いので、徹底しているようです。この工事期間はどうしても不便になりますね。
どうか北口に周っていただくなどしていただき、周辺道路への違法駐停車などは避けていただきたいものです。取り締まりの強化も必要でしょう。

 

9月1日に駐車場が閉鎖、そして同12日からは歩行者用通路も現在のバスのりば寄りに変更となります。

 

お知らせの図を見ると、多少は車道スペースを使って広くするようです。
ここが駅と駅西側とを結ぶ歩行者のメイン動線になるんですよ…?

 

現在の通路。

ここはB・Cブロック再開発の定点観測で本当によく通りました。

 

 

そして、忘れてはならないのが、広島駅のシンボルだったこの噴水ですね。
図面を見てお分かりの通り、9月12日からはこの噴水も閉鎖区画に取り込まれ、解体工事が始まります。

 

改めてよく見てみると、このような銘版がありました。平成元年に設置されたようですね。
形状から「銀のお尻」という異名もある(?)この噴水も、お尻じゃなくてきちんとした意味はあります(笑)。

見られるのはあと1ヶ月ほどです。

 

JRのプレスリリースによると同じ9月には、駅ビル地下フロア及び地下通路も閉鎖される事になっています。
看板があったわけではありませんが、これもほぼ地上と同じスケジュールで閉鎖される可能性が高いと思われます。

 

 

閑散とする地下。ラッシュ時は通勤・通学客が2階とは分散してこちらの地下改札を使う割合も多いようです。
地下改札も同じく閉鎖となるので、JR西日本はラッシュ時の代替策として2階「中央口」の改札レーンを増設する予定です。

 

 

改札内の変化、その他

続いて、在来線改札内に移動してきました。
駅ビルが接する1番のりばです。

 

前回準備が進んでいた、仮設ホーム屋根が完成していました。

 

駅ビル方向に目を移すと、解体用の重機が眠っています。

 

これで解体を進めていくようですね。

 

写しているこのあたりは、先日の記事でもご紹介した駅ビルの増床(線路上空ekieと一体化)区域に当たります。

 

 

 

新広島駅ビルは線路上空のエキエと直結する構造に

今は空が見えていますが、完成時には駅ビルの建築範囲の一部となり、線路上空の「ekie ザッカマルシェ」と一体となり、回遊性を大幅に高めます。

 

長い記事となりましたが、最後に将来の駅ビルへのマイカー進入経路を改めて確認してみましょう。

 

 

 

南口の「駅ビル直結駐車場」の入口がちょうど4枚目の画像の位置となるので、
上から順に駅西高架橋が横切る交差点から飲み屋街「エキニシ」の横を通過し、
再び高架橋をくぐって入口に至るという経路になると思われます。

道が細く、特に夜は「エキニシ」の歩行者も多く横切るので、現状から何らかの改良が必要と思われます。
駅ビル利用車両だけでなく、郵便局再開発オフィスビルの利用車両も合わさってくると思われるため、動線の安全確保は課題となりそうです。
間違いなく、高架橋の両側で一方通行にした方がいいだろうな…。

 

ということで、盛りだくさんになってしまいましたが、今回の記事は以上です。

一歩ずつ着実に事業が進んでいます。

広島駅ビル「ASSE」は今年度の解体工事を経て、2021年2月に着工予定、
路面電車の駅前大橋線は2020年11月に着工予定で、
新駅ビルと駅前大橋線は2025年春の開業予定です。

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11 comments

  1. 名無し Reply

    路面電車の駅前大橋線を早く着工していただきたい。目に見える形での街の進化が見たい。

  2. むーばす Reply

    JR西日本も他の鉄道会社とご多分に漏れず、
    コロナ禍による大幅な減収と今後の鉄道利用
    の減少傾向を見込んで、いち早く経営をダウ
    ンサイジングに舵を切ると宣言しています。

    こうした駅ビル事業は鉄道収入が減っている
    中でも、稼ぎ頭になり得る周辺事業と言えます。
    また計画中にあるホテル事業も、テリトリー
    以外に進出を図っている最中。都市開発事業
    を担当するJR西不動産開発は、駅以外の市中
    ビルの建設や取得に積極的に取り組んでいます。

    広島駅ビルは地方都市の駅ビルのモデルケース
    になり得るフル装備の機能が盛り込まれて
    いることから、コロナの影響も受けずに建設
    が急ピッチに進んでいくことを期待しています。

    あと今回の駐車場の進入路の設定で駅西地区
    が注目を集めるのではないかと感じます。開発
    には不向きな袋小路の地区ではありますが、
    土地の権利関係等の問題解決が可能ならば、
    何らかの開発につながるものとも思います。
    言ってみれば広島駅周辺では唯一の開発から
    取り残されているエリアなので、動きが出て
    くることを期待します。

  3. うおっちゃー Reply

    エキニシ(カタカナの)については再開発、との声を良く聞きますが、とても悲しいですね。多分30年前ならわたしもそう思ったでしょう。一度でも行かれるとわかりますが、今は若い意欲的な経営者たちの個性的な店が連なる、すごく面白いエリアになっています。例えば、新宿のゴールデン街を(取り残された、古くてゴミゴミしてるから、と)再開発しようという計画が出ようものなら大反対になるでしょう。まあ、エキニシ(あくまでカタカナのです)は歴史としては浅いので比べるのもおこがましいでしょうけど。昭和の雰囲気を残したまま、新しいエキニシとしての文化が生まれてきていると思いますね。こう言う街が残っているのが、もしくは残すのが、「都会」であると確信しています。一度、足を運んでみられてはいかがでしょうか。もっとも酒を飲まない人には面白くないかとは思います。

  4. 地下道の行方が気になる人 Reply

    地下道は新駅ビルが出来ても復活しないのか?そのへんが気になります。
    南北自由通路1本でやっていく可能性もありますね。

  5. 社会系 Reply

    9月には、解体工事用の白い防音パネルで駅ビルが完全に覆われ、
    同時に、駐車場閉鎖、歩行者通路変更、地下改札閉鎖なども行われ、解体準備が整い、
    新しいステージに入ることが実感できるでしょう。

  6. OORer Reply

    駅ビルが覆われてやっと動き出した感が感じられます。寂しいなあ〜〜!

  7. のーてんき Reply

    駅前のバス乗り場は、今のところ変更無しなんですよね?
    自分のなかでは、バスを一番良く使うので、工事の進捗によりバス停がコロコロ変わるようだと混乱しそうです(笑)

    あと、エキニシですが、今の状態が魅力あるエリアになってるのも事実ですし、
    東京や大阪にもこういうエリアは人気であり、広島にもあっていいエリアだと思います。
    しかし、防災の面から見ると、今のままではちょっと危険かなとも思います。

    実際、エキニシで数年前火災がありました。
    あの時は大きな火災にはなりませんでしたが、尾道本通商店街、新宿ゴールデン街、大阪法善寺横丁などでの火災のように広範囲な火災を引き起こすリスクも高いです。
    再開発しないという選択肢もあっていいですが、街を守るという意識も高めないといけない地区になると思います。

  8. タミー Reply

    エキニシ(南区大須賀町)地区も大きく変化しましたね。

    昨年末、30数年前商用で頻繁に訪問していた所があったので久し振りに覗いてみたら、そこも居酒屋さんになっており、建物は同じながら当時の場末の寂しい地区から全く別世界に豹変していたのには驚きました。

    区画整備は出来ていますが、古い木造建築を改装した飲食店等が密集している猥雑な雰囲気が何とも味がある雰囲気を醸し出しており、個人的には大好きな雰囲気です。

    防災を理由に、地上げ屋系の役人が狙いそうな臭いがしますね。

  9. 元観光客 Reply

    人口減少社会において「都市間戦争で生き残る為に、再開発で街の魅力を向上」と「局所(例えば駅)ばかり栄え、他は益々荒廃・転出超過」。ブログ主様の、この辺りへの思いもお聞かせ頂けたら幸いです。
    私自身は旧市街?に大きな思い入れが無いので、破綻した計画でない限り、各所の再開発は大歓迎なのですが・・・。

  10. kt Reply

    ブログ更新お疲れ様です。
    いつもブログを拝見していて思うのですが、鯉党さんの写真の撮り方は、上から撮ったり下から撮ったりと細かい記録がなされていて、見ていて飽きません!きっと相当なこだわりを持って記録をされているのだなと感じます!
    間違いなく5年後10年後には、貴重な記録になっていると思います!
    また、私もよくまちづくりの様子を写真で記録するのですが、鯉党さんの撮り方はいつも参考にしております!
     前置きが長くなってしまいましたが、長年広島駅南口のシンボルとして定着していた銀のお尻、ならぬ銀の噴水、県内でも県外でも良いので、どこかへ移設して残してくれないかな、と思います。個人的には中央公園に移設し、新サッカースタジアムのシンボルとすれば良いのではないのかな、とも思っております。
    また、新しい駅の駐車場についてですが、導入路が狭く、なおかつ駅前を通る県道の交通量も多いので、渋滞の懸念も感じます。
    さらに、地下自由通路が閉鎖となるとのことですが、そのまま新駅ビル開業以降も閉鎖となるのでしょうか?上の自由通路のサブ的存在として存続させるのもアリかと思いますが…
    いずれにせよ、小さい頃からよく利用していたので、寂しいです…

  11. チャム Reply

    本日お昼の文字ニュースにて(一部抜粋)
     広島市は3日、JR広島駅南口広場の再整備に伴い、現在地から撤去する方針の噴水について、新たに設けるマイカー乗降場に移す方針を決めた。長年待ち合わせ場所として親しまれてきた噴水は、同じ広場内に残る事になる。(市議会の都市活性化対策特別委員会で説明)
     市によると、現在地から約100m東に設けるマイカー乗降場「マイカーエリア」の一面に移設する。9月頃に一旦撤去する。予定地には現在、広電路面電車が乗り入れてるため、移設時期は路面電車新ルート「駅前大橋線」が開業する2025年以降となる。
     ステンレススチール製の半球が並ぶ噴水は、高さ約6.4m。市が1989年に設けた。宇宙船と「∞(無限大)」を合体させたデザインで、福山市出身の美術作家高橋秀さん(90)が手掛けた。高橋さんは「市民の目に触れる場所に再び置かれる事になり、よかった」と話す。市都市交通部は「市民に親しまれてきた経緯などを踏まえ、広場内に用地を確保した」としている。

    噴水は残るみたいですね。

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