広島駅北口に広がる約13.8haの「二葉の里地区」では、2013年度に土地区画整理が完了し複数の事業者により、「広島の顔にふさわしい玄関づくり」、「広域ブロックの発展を牽引する未来創造拠点づくり」が行われています。
分譲マンションや高精度放射線治療センターなど、すでに完成した施設もある中、
現在は定期レポートをしている5街区(広島テレビ新本社など)、
広島東警察署を整備する1街区、医療関連施設を整備する3街区、そして広島高速5号線の建設工事が進行中です。
前回の状況です。
今回は3街区「広島県薬剤師会館」に関する変化を中心にご紹介します。
「広島テレビ本社ビル」と「ダイワハウス複合棟」の間の公開空地「二葉の里通り」の北側付近から、
3街区「広島がん高精度放射線治療センター(HIPRAC)」方向を写しています。
「広島県薬剤師会館」はそのさらに北側に建設されています。
いよいよ外観があらわになった「広島県薬剤師会館」の建物です。
【株式会社あい設計 / 建築実績】:広島県薬剤師会館
着工当初から設計を手がけたあい設計のHPにイメージ図が公開されていましたが、
その時の状態に比べてかなり設計変更が入ったようですね。
イメージ図に比べるとかなりシンプル(簡素)なデザインになっています。
北西にはすでに完成している「広島県歯科医師会館」。
これらの県施設に加え、1街区で建設中の広島東署は、
いずれも中区富士見町から移転、または移転予定となっています。
元の富士見町の街区一帯は、県が民間と共同でコンベンション機能を持ったホテルを整備する予定で、
運営事業者には外資系の「ヒルトングループ」が選ばれました。
こうやってそれぞれの開発がリンクしているから、今の広島の街づくりは面白いです。
エントランス付近。
こちらは南側の「HIPRAC」との境界です。
駐車場の車路ですね。
北西側から振り返りました。
薬剤師会館は2018年7月の完成予定となっており、
これが完成すれば3街区のに計画される建物はすべて完成することとなります。
今回時間の都合で撮影はしていませんが、1街区に建設中の広島東警察署は2018年6月の完成、9月1日の開所予定です。
最後に、「広島県薬剤師会館」付近から、広島駅北口方面を。
ここに写っている建物のほぼ全てが、2010年8月以降(シェラトンホテルの竣工)に建設されたビル達です。
10年足らずでこれほどの急激な変貌を遂げました。
とはいえまだこれも途中段階であり、JR西日本広島支社の再開発や駅ビル新築建て替えが予定さ
れ
まだまだ大きな変化を控えています。